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水曜日のカンパネラ 会場までをも変化させた類を見ない円形劇場公演、オフィシャルレポート

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「西玉夫」の途中でコムアイが池の中へ入り、「クラーケン」も池の中で歌っている最中、ステージ上ではスモークと緑のビニールが膨みタコが暴れまわっているような演出がなされた。池から客席に移動したコムアイは「マトリョーシカ」を歌いながら観客の間を練り歩き、「南方熊楠」を披露。曲の途中で「ライト兄弟」のトラックが流れ、客席と合唱する一幕もみられた。再びステージ上へ戻り、新曲「見ざる聞かざる言わざる」のイントロが流れると会場から手拍子が起こった。デジタルシングルとしてリリースされた「?政」を歌い終えると、それまでの鮮やかな照明が暗転。真っ暗な中、ステージ後方の隙間から差し込んだ一本の光の中に1人立ったコムアイは「かぐや姫」を歌い、アウトロで月に帰るかのごとく光の中へ消えていった。


水曜日のカンパネラ 撮影=SAKI YAGI




水曜日のカンパネラ 撮影=SAKI YAGI



これでライブが終わりかと、アンコールが起こりはじめそうな中、虫の音と「キイロのうた」のイントロが流れ始めた。すると、会場後方のステージが左右にゆっくりとスライドしていき、その先に緑の芝生の上には数多く並んだキャンドルの炎がゆらゆらと見えてきた。中央にはコムアイが立っており、大自然の荘厳な中「キイロのうた」を丁寧に歌い上げていった。客席は光の中に立つコムアイを息を飲むように見守っている。同時に天井も開いて会場全体がオープンになると、ステージ後方には美しく力強くそびえ立つ富士山が見え、まるで絵の中の世界のようだった。

「4日前からここに泊まって、移動サーカス団のように仕込みをしてきました。本当に私のチームは、サーカスか、文化祭か、村のお祭りかなっていうような本当に自由でたくましいチームです。みんな出てこれる?」と、コムアイがスタッフをステージに呼び込み全員で深々とお辞儀をし、2日間のワンマン公演は幕を閉じた。

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水曜日のカンパネラ 撮影=SAKI YAGI




水曜日のカンパネラ 撮影=SAKI YAGI



感性あふれるアイデアで、楽曲や照明、舞台、装飾など、柔軟に変化をさせてきた水曜日のカンパネラ。本公演では会場までをも変化させ、類を見ない世界を作り上げてみせた。これまで以上に自由で、遊び心に溢れた活動へ歩みを進めたカンパネラ。コムアイの言葉通り、今の水曜日のカンパネラが一番おもしろい時期であることは間違いない。彼女たちの歴史において一つの到達点を見せた単独公演だった。

なお、11月からは東京、大阪、北海道、沖縄の全国4都市で『ガラパゴスツアー』を開催する。

撮影=SAKI YAGI


水曜日のカンパネラ 撮影=SAKI YAGI



 

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