国鉄・金田正一、年俸5000万円をふっかける?/週べ1962年12月24日号【247】
国鉄・金田正一、年俸5000万円をふっかける?/週べ1962年12月24日号【247】
 今年、創刊60周年を迎えた『週刊ベースボール』。現在1日に1冊ずつバックナンバーを紹介する連載を進行中
 今年、創刊60周年を迎えた『週刊ベースボール』。現在1日に1冊ずつバックナンバーを紹介する連載を進行中。いつまで続くかは担当者の健康と気力、さらには読者の皆さんの反応次第。できれば末永く、お付き合いいただきたい。

プロ野球選手の海外旅行ラッシュ



表紙は阪神・村山実


 今回は『1962年12月24日号』。定価は40円だ。
 時代もあるのか、海外旅行ラッシュ。巨人・長嶋茂雄は球団に内緒(?)で香港へ。大毎・山内一弘夫妻はハワイへ、大洋・三原脩監督夫妻は日航富士号で世界一周の旅(できたのか?)、さらにこれは優勝チームへの賞品でもあるが、東映・水原茂監督、張本勲、阪神・小山正明、村山実はパリへ旅立った(優勝監督とMVPへ贈られるもの。小山は藤本定義監督から譲られた)。

 表紙も村山のバックはトリコロール、フランス国旗だ。海外がぐっと身近になってきた時代なのだろう。

 選手の給料の話も出ていた。南海はこの年、郵送方式を取った。契約書と金額を決めた理由を書面で送り、不満があれば連絡を、なければサインをして送り返せ、ということだ。

 当時は月給での表記が多いが、この号の中で金額がはっきり出ていたのは、村山の30万円、中日・江藤慎一の25万円。
 
 別格は国鉄の金田正一だ。
「ワシは地上最大の作戦でいくんや。最初は5000万円と吹っかければ、最後は3000万円でかたがつくやろ。まあ見とってみ、封切はもうすぐや」
 現状は年俸1080万円。62年は22勝17敗だった。さてどうなるか。

 中日に衝撃が走った。優勝に向け、補強を着々と進めていたはずが、突如濃人監督を退任させ、新監督・杉浦清就任を発表した。前年オフ、生え抜き選手と内紛まがいの騒動を起こしたことで濃人人気が下がっていたこともある。
 中日も大毎同様、南海・鶴岡一人監督招へいに動いていたが、かなわず、兼任監督の経験がある杉浦復帰となったようだ。

 では、またあした。

<次回に続く>

写真=BBM

(更新日:2018年7月11日)

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