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動植物進化シミュレータ『Creatura』―「たまごっち」現代版を目指したが、本格的な要素と、動植物、環境が複雑に絡み合う奥深いシミュレーションに【開発者インタビュー】

Game*Spark

動植物進化シミュレータ『Creatura』―「たまごっち」現代版を目指したが、本格的な要素と、動植物、環境が複雑に絡み合う奥深いシミュレーションに【開発者インタビュー】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Koksny.com開発、PC/Mac/Linux向けに4月1日に正式リリースされた動植物進化シミュレータ『Creatura』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、ビバリウム(観察、研究用に自然の生息状態を模造した飼育場)の中で動植物の進化を観察するシミュレーション。科学的に正しい自然淘汰や品種改良、遺伝子工学が取り入れられているほか、時間を進めて進化の過程を素早く観察したり、生育環境の幅広いカスタマイズも可能です。記事執筆時点では日本語未対応。

『Creatura』は、2,050円で配信中。

――まずは自己紹介をお願いします。

Wojciech Gorny氏(以下Wojciech):皆さんこんにちは。ポーランドのアニメーションプロデューサー、Wojciech Gornyです。「たまごっち」のようなゲームの現代版を作ってみようと思い、本作を作りました。私はリアルなシミュレーションゲームの大ファンです(お恥ずかしながら認めます…なんたって『Kerbal Space Program』を2000時間近く遊んでいるのですから)。誰もが遺伝子についての基本的な知識は持っていると思いますが、多くの人が進化というものを勘違いしているように思います。そういうわけで、私は仕事を辞めて本プロジェクトに取り掛かり始めました。本作をプレイすることで、若い人たちが生物学について興味を持ってもらえれば嬉しいですし、これがきっかけでその道に進む人も出てくるかもしれませんね。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Wojciech:今から5年前、本作の最初のプロトタイプを作ったのですが、自分は動物と遊ぶよりも動物の生活環境をアレンジしたりデザインする方が好きだということに気づいたのです。私はそこまでにできていた部分をすべて廃棄し、本作を一から作り直すこととしました。今度は、ランダム生成される植物が生える個性的なビバリウムというものに焦点を当て、ゲームプレイの成果によって動物が手に入るようにし、ゲームっぽいシステムは減らすようにしたのです。

――本作の特徴を教えてください。

Wojciech:プレイヤーがすべての植物を手に入れるために「ただランダムな突然変異を待つ」ということにならないよう、本作では本物のGCATアミノ酸エンコーディングを取り入れ、この分野では標準となっているゲノム編集ツールを採用しました。このような本格的な要素と、動植物、環境が複雑に絡み合い、閉鎖されたエコシステムの中に奥深いシミュレーションを実現しています。デザインやカスタマイズの自由度も高いですよ。このように、当初はシンプルにクリックするだけの「たまごっち」のようなゲームだったものが、最終的にはスローペースで、結構複雑なストラテジーシミュレーションのようなものになったのです。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Wojciech:本作は主に『SPORE』から影響を受けたものだと多くの方は思うようです。ある程度その通りではあるのですが、オマージュというよりも、進化シミュレーションを作る上でのモチベーションになったという感じでしょうか。本作で実際に影響を受けたのは、『Creatures』シリーズという90年代のゲームで、私が初めて遊んだPCゲームでもあります。また、上でも述べたように『Kerbal Space Program』の影響も受けています。この作品は押し付けがましくなく、しかしひっそりと教育的な要素を持ち合わせている素晴らしいゲームです。あとはもちろん、私が大好きなおもちゃの一つである「たまごっち」ですね。特に一つでたくさんの種類を育てることができるバージョンから影響を受けました。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能でしょうか?

Wojciech:日本語にはぜひ対応させたいです。本作はすでに他の言語と同様、日本語ローカライズ用ファイルをサポートしていますので、出来るだけ早く対応できると良いなと思っています。もし日本語訳のお手伝いをしていただける方がいらっしゃいましたら、メールでご連絡ください。喜んでローカライズ用ファイルをシェアさせていただき、翻訳を採用したいと思います!

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Wojciech:自宅で作業を行なっているインディー開発者ですので、これまで新型コロナによる大きな影響はありませんでしたね。不便でめちゃくちゃストレスなのはもちろんですが、逆に缶詰状態になることでリリースまで突き進むことができました。こんな状態ですので、世界はこれまで以上に遺伝子に興味がある子供達を必要としているのではないでしょうか。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?

Wojciech:誰でも本作でお金を稼いでいただいて大丈夫ですし、レビューや配信も好きなようにやってください。ゲーム内の音楽をプレイ動画に使用していただいても結構です。皆さんが本作を使ってどんなコンテンツを作るのか、とても楽しみです!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Wojciech:まだ日本語に対応していないというのに、本作をすでにご購入いただいたすべての日本の皆さんに御礼申し上げます。そしてもっと多くの方に本作に興味を持っていただけると嬉しいです!このような大変な時ではありますので、お体にお気をつけてお過ごしください。そして世界にポジティブな影響を与えていきましょう!

――ありがとうございました。

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