パワーステアリングの故障?異音・異常が発生したら?
パワーステアリングが故障した際の症状と原因を、油圧式と電動式に分けて解説します。
油圧式パワーステアリングの異常・故障
油圧式パワーステアリングから異音がしたり、動作がおかしくなったりする原因のほとんどは、パワステオイル(パワーステアリングフルード)の不足によるものです。パワステオイルを適切な量まで補充してしまえば、異音や動作不良は直ります。
パワステオイルを補充しても直らない場合は、機械の故障が原因です。自分で直すのは難しいので、ディーラーや整備工場に連絡しましょう。
症状 | 原因 |
---|---|
「ウォーン」「ウィーン」等の異音 | パワステオイル不足 |
ハンドルが「ガクガク」「カクカク」と動く | ステアリングジョイントの故障等 |
「キーキー」「キュルキュル」等の異音 | ベルトの故障等 |
ハンドルが元の位置に戻らない | サスペンションの故障等 |
ハンドルが重い | ポンプ・ホース・シャフト等の劣化 |
電動式パワーステアリングの異常・故障
電動式パワーステアリングの異常は、電気系統の故障が原因であることがほとんどです。自分で直すことは難しいので、ディーラーや整備工場に連絡しましょう。
また、電動パワステは停車したままハンドルを切ることを繰り返すと、モーターの温度が上昇して一時的にハンドルが重くなることがあります。その場合は、しばらくハンドルを動かさすに待てば、元に戻ります。
症状 | 原因 |
---|---|
ハンドルが重い | ECU・ギアボックス・センサー等の故障 |
ハンドルが「ガクガク」「カクカク」と動く | ステアリングジョイント等の故障 |
「キーキー」「キュルキュル」等の異音 | ベルト等の故障 |
ハンドルが元の位置に戻らない | サスペンション等の故障 |
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無いと困る!便利なパワーステアリング!
軽い力でハンドルを回すことのできるパワステは、現代の車の必須装備です。 スムーズなハンドル操作は、安全運転にもつながります。ですから、少しでもパワステに異常を感じたら、速やかに適切な対処を行いましょう。