オドメーターと似ているトリップメーターとは?
オドメーターと似たような機能をもつ、トリップメーターというものがあります。これも、走行距離を計るものとなっています。トリップメーターは、1990年代まではアナログ式がメジャーでした。
それからデジタル式が採用されるようになり、現在では主流となりました。オドメーターとの違いは、自分でリセットできるという点です。
自分でリセットができるため、ガソリンを入れたときにリセットして走行距離を計る、などの使い方ができるため、オドメーターと比べると自由に使うことができます。
アナログ式とデジタル式
アナログ式のトリップメーターは、走行することで数字がかかれた円筒が回転するような仕組みになっています。
非常にシンプルな仕組みであるアナログ式に比べ、デジタル式はボタンを押すことでオドメーターとトリップメーターを切り替えたり、複数の区間距離の計測をしている場合は、それぞれの表示に切り替えたりと、様々な表示に切り替えることが出来ます。
エンジン状態を教えてくれるタコメーターの記事はこちら
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オドメーターを書き換えることができる?
オドメーターの走行距離の書き換えは可能
故障などで計器類を交換した場合は、オドメーターを書き換える必要が出てきます。計器類を新品に交換するとオドメーターは0kmとなります。この場合は、交換前の走行距離を新しいオドメーターに書き換えしなければなりません。
オドメーターの「巻き戻し」は違法!
オドメーターの走行距離を書き換えることができてしまうということは、実際の走行距離よりも少なく表示させる「巻き戻し」もできてしまいます。
この、オドメーターの巻き戻しは中古車査定のときに有利になるよう不正にオドメーターを書き換えるものです。しかし、これは「詐欺」となり、重罪です。
刑法 第246条 詐欺
人を欺いて財物を交付させた者は、十年以下の懲役に処する。
2 前項の方法により、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者も、同項と同様とする。http://law.e-gov.go.jp/