犬小屋を改造して選手寮を作ったロビンスの田村駒治郎オーナー/プロ野球仰天伝説171
犬小屋を改造して選手寮を作ったロビンスの田村駒治郎オーナー/プロ野球仰天伝説171
長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面
長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

選手の抗議への答え



田村駒治郎オーナー(左。右はヤンキースのジョー・ディマジオ

 にわかには信じられない話なのだが、戦後、パシフィック(のち太陽、大陽、松竹)の選手寮「一楽荘」は犬小屋を改造したものだったという。

 犬小屋と言っても、もちろん、普通の家の庭にあるようなものではなく、たくさんの犬を売買のために飼っておく場所だったようだが、決してきれいなものではない。それでも選手たちは寮費を取られることもなかったので、我慢して暮らし、裏に芋を植えたりしていたという。

 それが何年かして、突然寮費を取ると言い出した。金山次郎らは怒ってオーナーの田村駒治郎に抗議に行った。そのときの田村オーナーの答えがすごい。

「犬は金になるけど、お前らは使うばかりで金にならん」

 田村の弁護をすれば、それだけ球団経営が大変だったとも言える。

写真=BBM
(更新日:2018年6月12日)

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