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天津・木村はヒロミの専属運転手を卒業、陰で働く“副業芸人”の哀しき実情

アサ芸Biz

「厳しさもあるので成長させてもらえた」

 こう言ってヒロミへの感謝を口にしたのは、08年に「吟じます」「あると思います」といった“詩吟”で売れっ子芸人となった天津の木村卓寛。昨年12月から3カ月間、ヒロミの専属運転手をしていたが、2月末をもって卒業となった。冒頭の言葉は、3月1日に行われた2019年のM−1グランプリ覇者・ミルクボーイの配信ライブで明かしたものだ。

 その天津・木村だが絶頂期の月収は390万円だったそうだが、ブームが去ると仕事が減少。妻と2人の子どもを食わせるために、16年に大型二種の免許を取得して、ロケバスの運転手も始めた。これがきっかけで、ヒロミに拾われる形となったようだ。芸人、大型バスのドライバー、YouTuber、自身を1時間5000円で派遣する「レンタルおっさん、アルトオモイマス」の代表など、幅広い業種で稼いでいる。

 木村のように、副業で家族を養う芸人は少なくない。M-1グランプリで04年と09年の二度にわたってファイナリストになった東京ダイナマイトのハチミツ二郎にいたっては、副業で正社員になった。

「18年に急性心不全で倒れて、生死をさまよったとき、妻と娘のために安定収入を得ようと決めたそうです。艶系の本を制作するためにクラウドファンディングで資金を募り、『20万円の出資で8ページインタビュー』という突飛な企画をブチ上げると、IT企業の社長が賛同。対談するとスカウトされ、コロナ禍で芸人収入が激減していたこともあり、昨年4月に正社員になったと大きく報じられたのです」(芸能ライター)

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 最初は、パソコンの基本スキルであるクリックとダブルクリックの違いもわからなかったという。だが、およそ半年にわたる研修期間でみっちり学び、リモートを主として月曜日から金曜日まで稼働。福利厚生といううれしい待遇も手に入れた。

 メジャーコンテスト優勝芸人も2足のワラジをはいている。

「『R-1ぐらんぷり2014』の覇者・やまもとまさみがそうてず。輝かしい実績がありながらも、テレビタレントとしては不発。妻と子のために、数々の副業で食いつないできましたが、今はクレープ&タピオカドリンクのオーナーです。およそ4年間、神奈川・小田原ダイナシティ、東京・ままともプラザ町田、神奈川・ジェラフル相模大野の3店舗のフランチャイズ店を仕切っています」(前出・芸能ライター)

 テレビ出演こそ少ないが、舞台俳優としてはコンスタントにステージに立っている。今年も1月29日に初日を迎えた「よみがえる明治座東京喜劇」(明治座)に出演。芸能活動がない日は、クレープ店に立っている。

 M-1ファイナリストもR-1王者も、陰のサイドビジネスがもはや本業になりつつある。そこには、背に腹はかえられない哀しき実情があるのだ。

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