近鉄バファローがパールスに戻る?/1962年1月15日号【198】
近鉄バファローがパールスに戻る?/1962年1月15日号【198】
今年、創刊60周年を迎えた『週刊ベースボール』。現在1日に1冊ずつバックナンバーを紹介する連載を進行中。
今年、創刊60周年を迎えた『週刊ベースボール』。現在1日に1冊ずつバックナンバーを紹介する連載を進行中。いつまで続くかは担当者の健康と気力、さらには読者の皆さんの反応次第。できれば末永く、お付き合いいただきたい。

『南海・阪神の外人投手さわぎ』



表紙は左から巨人・長嶋茂雄、東映・張本勲

 今回は『1962年1月15日号』。定価は30円だ。

『南海・阪神の外人投手さわぎ』というページで、阪神にブラウンスタインという投手が入った話が出ている。メジャーも6球団が獲得に動いたというカリフォルニア大のエースで、大学を出てすぐの外国人選手加入は、これが初めてでもあった。父親が日本とも商売をしている貿易商だったことで、日本に興味を示したようだが、新人、移籍、外国人と阪神の補強がかなり積極的だ。

 ただし、外国人は使ってみなければ分からない。ブラウンスタイン(登録名はブラウン)も背番号18と期待されたが、一軍登板なく1年で退団。一方、この年の8月テストを受けて阪神入団を決めたのが、背番号4のバッキーだった。

 近鉄は改名騒動が起きていた。61年までのニックネームは、バファローだったが、これは前監督・千葉茂のニックネーム「猛牛」から取ったものでもある。別当薫新監督は、

「バファローとバファローズどっちがいいと思う? パールスのほうが近鉄らしいと思わないか」

 と記者たちに言っていた。

 連載推理小説『10番打者』(佐野洋著)にも少し触れておこう。第1話(シリーズ)のテーマは「不均衡計画」。1948、49年が舞台で、ある組織が日本球界の人気をさらに盛んにするため、反巨人ファンを組織化する計画を立てた。それが南海のエース、別所昭(毅彦)を巨人が引き抜くことだったという。アンチが大いに怒り、結果的に盛り上がるはず、というのだ。要は実際の球史にあった出来事の背後をフィクションで飾る小説のようである。

 以下、宣伝。

 週べ60年記念シリーズ『巨人編』『日本ハム編』『阪神編』が好評発売中、『ロッテ編』を鋭意制作中です。

 では、またあした。

<次回に続く>

写真=BBM
(更新日:2018年5月14日)

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