【インタビュー】『蝶の眠り』中山美穂「最初にお会いしたとき、チョン監督はずっと『Love Letter』の話をしていました」キム・ジェウク「中山美穂さんの芝居からいろいろもらおうという気持ちで日本に来ました」
【インタビュー】『蝶の眠り』中山美穂「最初にお会いしたとき、チョン監督はずっと『Love Letter』の話をしていました」キム・ジェウク「中山美穂さんの芝居からいろいろもらおうという気持ちで日本に来ました」
人気作家の涼子は、自分が遺伝性アルツハイマーに侵されていることを知り、残りの人生でできることを考えて大学の講師を始める。学生と訪れた大学近くの居酒屋で出会った韓国人留学生チャネの協力を得て、最後にな…

 人気作家の涼子は、自分が遺伝性アルツハイマーに侵されていることを知り、残りの人生でできることを考えて大学の講師を始める。学生と訪れた大学近くの居酒屋で出会った韓国人留学生チャネの協力を得て、最後になるかもしれない小説の執筆を続けるが…。『蝶の眠り』は、韓国出身のチョン・ジェウン監督が、日本を舞台に人生の終焉(しゅうえん)と向き合う女性作家の姿を、透明感あふれるタッチでつづった物語。チョン監督からの熱烈なラブコールに応えて涼子を演じたのは、主演作『Love Letter』(95)が韓国で高い人気を誇る中山美穂。一方、涼子と心を通わせるチャネを演じたのは、幼少期を日本で過ごし、日本語が堪能な韓国人俳優のキム・ジェウク。劇中で息の合った共演を見せた2人が、撮影の舞台裏を語ってくれた。

-チョン・ジェウン監督は『Love Letter』が好きで、中山さんに出演のオファーをされたそうですね。

中山 いまだにそうおっしゃってくださる方が多いので、とてもうれしいです。中でも、韓国は特に多いんです。先日、釜山映画祭に行ったときも、お会いする方が口々に『Love Letter』の話をしてくださって…。チョン監督も、最初にお会いしたときは、ずっと『Love Letter』の話をしていました(笑)。時代を越えても色あせない作品の世界観が、皆さんの中に残ってくれているのはすごくうれしいですし、この作品もそうなってくれたらいいです。恐らく監督も、そういう作品を作りたくて、声を掛けてくださったんだと思います。

-キムさんはこれまで中山さんについて、どんな印象をお持ちでしたか。

キム 僕も『Love Letter』のDVDを持っているのですが、最初に中山さんにお会いしたときは不思議な気持ちになりました。「中山美穂さんが本当に僕の目の前にいる。実際に存在している人なんだ」と。韓国でも昔からテレビで見ていたスターの方たちと仕事をした経験は何度かありますが、それとは全く違いました。現実感がなかったというのが正しいかもしれません。映画が完成した後は、「本当に中山美穂さんと一緒に映画を撮ったんだ!」という気持ちに…

(更新日:2018年5月13日)

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