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横浜オールド中華探訪27|北京派?それとも台湾派?中華圏の郷土色が味わえる、横浜中華街の‟手作り肉まん”(後編)

80C[ハオチー]

横浜中華街に行ったら、どこで何を食べればいい? 魂が震える本物の味はどこにある? 当連載は、横浜で美味を求める読者に向けた横浜中華指南。伝統に培われた横浜の味と文化をご紹介します。
◆目指すゴールとコンセプトはコチラ(1回目の連載)でご覧ください。

吹く風の冷たい、肉まんの恋しい時期になりました。今回は2019年3月に公開し、ご好評いただいた「好みの味を見つけよう!横浜中華街のおいしい“手作り肉まん”」の後編。前回とは違う切り口で、中華圏の地方色あふれる肉まんをご紹介したいと思います。

なぜ地方色という区切りなのか。それは、海外旅行に出られない中華好きのみなさんに、ほんの少しでも横浜中華街で中国旅行気分を味わってほしいからです。

またテレワークが多くなるご時世に、肉まんほど便利な中国料理はないかもしれません。餃子同様、蒸し器で蒸かすだけで主食もおかずも一度に食べられる完全食。

蒸し器で暖めている間は、仕事をしていても問題なし。電話会議で前後がブロックされていても、短い昼休みに素早く満足できます。なにより手作り肉まんの素朴なおいしさで満たされるのは胃袋だけではないでしょう。

台湾好きならおなじみの大同電鍋に放り込んでおけば、電話会議の合間に蒸かしたてのほかほか肉まんが食べられます。

前編でもお伝えしましたが、横浜中華街の手作り肉まんは総じてこんな特徴があります。

かたちががちょっとブサカワで個性的
餡(中身)の味付けは店ごとに全然違う
生地(皮)の発酵による小麦の香りと豊かな味わい

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手作りのブサカワさあふれる肉まん。キューピーちゃんの頭の先っぽのようで、これは寝癖付き。

では、後編おまたせしました。中華圏各地方のエッセンスをもった肉まんをご紹介しましょう。

【北京代表】肉汁じゅわり。香味野菜の力強い芳香!孫文ゆかりの「華都飯店」

広東勢優勢の横浜中華街において、ちょっと陰の薄い北京勢。そんな中で、筆者が「北京の包子(餡入り饅頭)が懐かしい。どこかで食べられませんか?」と問われたら、ここを薦めます。食べ比べた限りでは、横浜中華街の肉まんの中では頭一つ飛び抜けてパンチの効いた風味が特徴の「華都飯店」です。

旨味たっぷりの肉汁が外側まで染み出した、少し不格好で質実剛健なビジュアル。

滲み出た醤油と肉汁で、生地を茶色く染めているあたりが手作り感満載。この生地の茶色い滲みこそが、肉汁たっぷり大当たりを見分ける鍵です。筆者が北京で食べていたものも盛大に茶色くなっていて、特に気に入ったものはこのようなビジュアルでした。

てっぺんのねじれも、皮のひだもひとつひとつ違って、手でひねったことが伝わってきます。「日本人だったらこんな見た目で思い切れないよね」と妙に納得してしまう、中国らしい大らかで質実剛健な作りです。

生地の中まで茶色いマーブル模様。肉汁を感じる肉まんです。

蒸したては肉汁が飛び出すので、かぶりつく方向に気をつけてがぶっといきましょう。食べてわかる範囲で、餡は豚肉と椎茸、葱の強めの風味も入っています。

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