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通常のメガネと同サイズでもばっちり見える暗視ゴーグルをDARPAが開発中

カラパイア

通常のメガネと同サイズの暗視ゴーグル
通常のメガネと同サイズの暗視ゴーグル/iStock

 米国防高等研究計画局(DARPA)が新たに立ち上げたプログラムの目的は、メガネと同じくらい軽量かつコンパクトなマルチスペクトル暗視ゴーグルの開発だ。

 従来の暗視ゴーグルは重くてがさばる上に視野も狭い。暗闇の中でのミッションを完遂する為にも、暗視ゴーグルの軽量化が求められていた。

革命的だったが、欠点も多い従来型暗視ゴーグル


 暗視ゴーグルが発明されたのは第二次世界大戦以前だが、実用レベルになったのは1960年代に入ってからのことだ。以来、暗視ゴーグルは戦いに革命を起こし、それまで奇襲や防衛などに利用されてきた闇夜を戦場から取っ払ってしまった。

 しかし第4世代、第5世代と改良をかさねても、完成には程遠かった。より広いスペクトルの赤外線を可視化し、熱を検出できるようになるなど、どんどん感度と洗練の度合いが増した一方、相変わらず重くかさばる上に、視野は裸眼の3分の1しかないという弱点を抱えていた。

暗視ゴーグル
iStock

 深刻なのは兵士への負担だ。暗視ゴーグルは一般にヘルメットに装着され、前方に12センチはせりだす。また視野が狭いため、必然的に首をふって周囲を見渡さねばらない。このため、暗視ゴーグルを長時間装着すると首に大きな負担がかかるのだ。


電子機器を一枚のレンズに


 そこでDARPAが目論むのは、最先端の光通信学と光学素材を駆使して、これまで赤外線を処理していたかさばる電子機器を、1枚の平たいレンズに置き換えてしまうことだ。

 もう少し具体的に説明すると、平面光学技術、光検出素材、光と物質の相互作用を応用し、光子をダイレクトに赤外線波長から可視光波長へと変換するのだという。

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image by:DARPA

 DARPA防衛科学研究室のロヒス・チャンドラセカール氏は、「これまで複数のプロセスを経て変換していたものを、ただ1度のプロセスで変換できるようにすれば、暗視ゴーグルは大幅に簡素化されるでしょう」と語る。

 これによって光子の運動量が保存されるので、理論上は光学機器がない暗視ゴーグルを作れる可能性もあるとのことだ。

References:techxplore/ written by hiroching / edited by parumo

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