
アメリカの大学で無料のコロナ検査キット自動販売機 image credit:UC San Diego/Facebook
世界的に収束がつかないコロナ感染。アメリカでは、ついに大学内に無料の新型コロナ検査キット用の自動販売機が設置された。
カリフォルニア大学サンディエゴ校には、キャンパス内に設置された11台の自販機から、学生や職員がいつでも無料で検査キットを入手することができる。既に多くの学生らが利用しており、「新しい常識」となっているようだ。『25abc』などが伝えている。
UC San Diego Installs Covid-19 Test Vending Machines on Campus
大学キャンパス内にコロナ検査キット用自販機が設置
カリフォルニア州サンディエゴ市郊外ラホヤに位置する州立の研究型大学「カリフォルニア大学サンディエゴ校」では、このほどコロナ検査キット用の自動販売機を、大学内のキャンパス11か所に設置した。
学生や職員は、必要なコロナ検査のために無料で自販機からキットを入手することが可能だ。
特にこの冬の時期は、クリスマス休暇で大学から離れて別の地域に戻っていた学生も多く、大学に戻ると検査は必須だという。
ある学生はこのようにメディア取材に応えている。
私はLAから戻って来たので、24時間以内に検査を受けなければなりませんでした。更に5日後、10日後にも受けました。
また、別の学生は「毎週検査を受けている。もう20回も自販機のキットで検査をした。最初は不快だったけど、何度もやっても慣れた」と話した。
As part of #ReturnToLearn, we've stepped up #COVID19 testing by dispensing self-tests in vending machines throughout the campus. Learn more: https://t.co/9wXhVcp4lH pic.twitter.com/NOJCR0OUYH
— UC San Diego (@UCSanDiego) January 4, 2021
検査を怠ると厳しい指導措置に
過去数か月間、サンディエゴ校の生徒や職員は看護師から検査を受けるために、わざわざ予約をしなければならなかったそうだ。
しかし今は、誰でも手軽に自販機にアクセスでき、しかも無料で検査ができる。
キットの使用方法も至ってシンプル。採取するのが唾液なのか鼻の粘膜なのかは伝えられていないが、キット内の綿棒でサンプルを採取し、72時間以内に返却すると2日以内には結果が伝えられるようになっているという。
1月2日以降、この大学の学生は少なくとも週に1回のペースの検査が要請されており、それを怠ると大学側から厳しい指導を受けることになるそうだ。
written by Scarlet / edited by parumo