
巷の料理好きやキャンパーたちの間で「ひと振りするだけでプロ級の味に仕上がる」と話題の万能スパイス調味料があるのをご存知でしょうか? 万能調味料といえば、有名どころがいくつかありますが、実は人気の高い御三家と呼ばれる3本があります。
それは宮崎の『中村食肉』が作った「マキシマム」を筆頭に、老舗・鶏肉専門店の「黒瀬のスパイス」、キャンパーが作った「ほりにし」です。こちらキャンプやバーベキューのお供には鉄板の調味料で、時短料理にも重宝することから主婦にも絶大な人気! 料理に合わせて3つを使い分けている人もいます。それぞれ、どんな成分でできているのか、どんな料理に使えるのか、レシピも交えてご紹介します。
一振りで料理が美味しくなる魔法の粉「マキシマム」

イチオシは九州・宮崎県の『中村食肉』が手がける「マキシマム」です。元々は宮崎県人が誇るご当地調味料でしたが、さまざまなメディアに取り上げられるうちに全国区の人気調味料になりました。
原材料には塩コショウ、醤油、ナツメグ、パプリカ、クミン、ローレル、各種調味料、唐辛子など多数のスパイスが使われています。蓋を開けると、ほんのり甘くスパイシーな香りが鼻腔をくすぐります。肉を知り尽くしたプロが開発しただけあり、肉や魚、野菜の味付けから、ごはんやスープの調味、オリーブオイルやごま油に混ぜるだけのオリジナル調味料にと大活躍します。
バターライスのチキンソテーのせ

どんなお肉にも合いますが、とりわけ鶏肉との相性が抜群。「チキンソテー」は焼く前に全体に振りかけてなじませ、焼き上げます。香りを強調するべく、焼き上がりにもパパッ。付け合わせのバターライスの味付けにも使えば、絶品の「バターライスのチキンソテーのせ」が完成します。
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バターの芳醇な香りが漂うバターライスと、パリパリと香ばしいスパイシーなチキンソテーのコンビはもう、やみつきの美味しさ。「マキシマム」の優秀さに脱帽です。
創業70年の鶏肉専門店が25年前に開発した「黒瀬のスパイス」

御三家の中でも高評価を得ているのが、北九州で昭和25年に創業した鶏肉専門店『かしわ屋くろせ』が手がける「黒瀬のスパイス」です。塩こしょうのほかに醤油、レッドベルペッパー、フライドガーリック、マジョラムにオレガノなど15種類以上の材料を使用。クミンやナツメグが使われている「マキシマム」はほのかにカレーを思わせる香りですが、「黒瀬のスパイス」はガーリック感強めで粒感もしっかりしています。
これ1本で味が決まる! 「スパイシー唐揚げ」
