
安くて旨い飯といえば、B級グルメ。ファストフードからご当地メシまでその幅は多岐にわたりますが、今回は意外と知られていない、ボートレース場の“勝負メシ”をご紹介します。
今回取材に向かったのは、東京・江戸川区の船堀駅からほど近い『ボートレース江戸川』。ボートレース場に美味しいご飯なんてあるの? と思う人もいるかもしれませんが、実は、安い旨い早いが三拍子揃った、激旨グルメが揃っているんです。
ボートレース場グルメの紹介は、今回が第2回目。以前紹介した、平和島に続き、今回はどんな “勝負飯”があるのか、ワクワクが止まりません。
一級河川「中川」を使用した唯一のボートレース場

この『ボートレース江戸川』は、国内24のボートレース場の中で、唯一、一級河川を使用しているのが特徴。東京湾も近く、潮の流れや風の向きなど、自然の影響を受けやすいことから、ボートファンの間では、「日本一の難水面」として親しまれ、ほかとはひと味違ったレース展開が楽しめるんだそうです。

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そんなボートレース江戸川には、高級和食のレストランから、もつ煮や焼きそばなどのB級グルメまで実に多彩な食事処が勢揃い。食関連のイベントもしょっちゅう開催される、お祭りの縁日のように賑やかな楽しいレース場なんです。ではさっそく、入場料100円を支払い本場へ突入です!
メインダイニング『笑和』で名物「豚もつ煮込み定食」をかっこむ

現在、『ボートレース江戸川』は6店舗の飲食店が営業しています。まずは入口の1階にある、メインダイニングの『笑和(しょうわ)』で、名物の「豚もつ煮込み定食」をいただきます。
食券を購入して受け付けへ。するともつ煮が10秒前後で提供されます。早い! レースの合間にサクッと食べられるのも、人気の秘訣なんでしょうね。

もつ煮の具材は、もつとねぎ、こんにゃくの定番のスタイル。味噌ベースのもつ煮は、意外にもすっきりとした味わいで、とっても美味。ほとんどのテーブルのお客さんが、このもつ煮込みをわしわしと食べています。

ちなみに、後からわかったのですが、この日は「豚もつ煮込み定食」が100円で提供されていたそうです。『ボートレース江戸川』では、不定期で多彩なイベントを開催していて、美味しいものがびっくりするようなリーズナブルな価格で楽しめるのが最高ですね。
種類豊富なB級グルメがずらり。一般席2階・4階フロアで食べ歩き

一般席のメインフロアである2階には、4店舗の飲食店があります。このフロアには昔の映画看板がたくさん掲げられていて、レトロな雰囲気がたっぷり。いちばん最初に現れる店が、具たくさんのとん汁が名物の『甘味』。とん汁は優しい味噌味で、この時期には本当に身体が温まります。