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cinefil連載【「つくる」ひとたち】インタビュー vol.19 「これは映画の題材にピッタリだと感じました」 映画『AWAKE』山田篤宏監督インタビュー

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第1回木下グループ新人監督賞グランプリに輝いた映画『AWAKE』が12月25日(金)より公開されます。本作は、吉沢亮さん、若葉竜也さん、落合モトキさんらをキャストに迎え、プロとコンピュータ将棋ソフトウェアとの対局で話題を呼んだ2015年の「電王戦」に着想を得て作られた山田篤宏監督によるオリジナルストーリーです。今回は、本作が商業映画デビューとなった山田監督に、ストーリーの閃き、キャストと役柄の関係、印象的なシーンなどについてお聞きしました。

ーー今作は実話から着想を得てオリジナルの作品にしたとのことですが、どんなことを軸に物語を広げていったのでしょうか。

山田篤宏(以下、山田):常日頃から、面白いことがあったら映画にできないかなとか、映画のストーリーにならないかなと考えていて、「電王戦」の対局を見たときに、これは映画の題材にピッタリだと感じました。ただ、現実では棋士と開発者は全く知らない二人だったので、その部分は今作と大きく異なっています。あの二人(棋士と開発者)が小さな頃からのライバルだったとしたら、映画としてすごく面白くなるなというのをすぐに思い付きました。

ああいう勝負があり、ああいう結果を迎えた、そして、元奨励会の人で(人工知能の)開発者となった人がいるというところは事実ですが、それ以外のところは全部創作です。小さな頃からライバルで競っていたけれど、適わなくなって、片方は開発者に、そしてもう片方はプロになって・・・という流れは見えていたので、この物語の大筋を作るのはそこまで苦労しませんでした。人工知能研究会とか磯野の存在などの細かい設定は、考えているうちにアイディアが出てきた感じです。

ーーそうだったのですね。「清田くんの存在が浅川くんを強くした」というセリフなど、ライバルという存在の描き方が素晴らしかったので、監督の根っこにあった何かなのかと感じていました(笑)。

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山田:若葉くんの『AWAKE』のとあるインタビューで「監督は英一の方に思い入れがある」というようなことが書かれている記事を読んだのですが、僕自身が勝てなかった人の方に惹かれてしまうということはあるかもしれません。英一は主人公だからかもしれませんが。ただ、勝てない人の方がドラマとして強い気がするので、単純に作者としてそこに惹かれたという可能性もありますね。

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