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「今年の新語2020」大賞の「ぴえん」を辞書のプロが説明! 『大辞林』『新明解』と辞書によって語釈が違って面白い…!!

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「今年の新語2020」大賞の「ぴえん」を辞書のプロが説明! 『大辞林』『新明解』と辞書によって語釈が違って面白い…!!

三省堂が辞書を編集する専門家たちが選ぶ「今年の新語2020」を2020年11月30日に発表しました。

新語の選定にあたっては一般公募を行い、 応募総数は延べ4,871通もあったそう。

大賞に選ばれたのは「ぴえん」。

選考基準は“今後の辞書に掲載されてもおかしくないもの”だそうですが、もし「ぴえん」が辞書に採用されたら、どのような語釈が載るんでしょうか?

これが、各辞書の特徴や編集者によって説明の仕方が異なってくるんです。

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ではここで、辞書のプロが腕をふるったという語釈4種類を皆さんにもお楽しみにいただきましょう!

【三省堂の辞書4種による語釈を紹介】

三省堂の公式サイトとツイッターに投稿された「ぴえん」の語釈。

『新明解国語辞典』編集部、『三省堂国語辞典』飯間浩明先生、『三省堂現代新国語辞典』の小野正弘先生、『大辞林』編集部という4種類が紹介されています。

それぞれじっくり読んでみると、概ねの意味合いは同じですが、それぞれ細かな部分でここまで違うのか……と驚かされます。

【それぞれに細かな違いがある!】

たとえば、『新明解国語辞典』と『大辞林』は悲しいときだけでなく、うれしいときや感激の場面でも使うと説明しています。

それに対し、『三省堂国語辞典』は

「小声で泣きまねをするときのことば。また、小さく泣く声」

という説明で、特に「悲しい」「嬉しい」といった感情面には触れていません。

また、「ぴえん」というと目をうるうるさせた顔文字が真っ先に思い浮かぶ人も多いかと思いますが、

「特にSNSのメッセージなどに付したり、顔文字で表現されたりすることも多い」

と顔文字について触れているのは『大辞林』。他は「泣き声」や「ことば」「オノマトペ」といった言葉でまとめられています。

また、品詞としてはすべての辞書が「感」(感動詞)に分類分けされていますが『三省堂現代新国語辞典』では「副」(副詞)も書かれているのも興味深いです。

たしかに「ぴえんと泣く」といったときには、副詞の用途でも使われるといえそう。

【「今年の新語2020」ベスト10や選外もチェック!】

このように、さまざまな違いのある語釈。じっくりと読み比べてみるのも面白そうですね!

ちなみに、ベスト10の結果は以下のとおり

大賞 ぴえん
2位 〇〇警察
3位 密
4位 リモート
5位 マンスプレイニング
6位 優勝
7位 ごりごり
8位 まである
9位 グランピング
10位 チバニアン

それぞれの語句の意味や選評については三省堂の公式サイトに掲載されているので、ぜひご覧ください。

また、このほか選外の「コロナ枠」として、「ソーシャルディスタンス」「ステイホーム」「クラスター」「アマビエ」「ロックダウン」「手指(しゅし)」 という6つの言葉をとして選んだそうです。

それにしても、三省堂が辞書だけでも4種類も出しているだなんて知らなかったよぉ……!

さらにはもし今後、ほかの辞書で「ぴえん」が採用されることがあれば、その語釈はさらに増えるわけで……辞書の世界って本当に奥深いですね。

参照元:プレスリリース、三省堂、Twitter @zousanseido[1][2]
執筆:鷺ノ宮やよい

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