金魚のエラ病ってどんな病気?【原因と対策】

金魚のエラ病ってどんな病気?【原因と対策】
金魚のエラ病をご存知ですか? これは金魚のエラに発生する病気です。この病を患うと、数日以内で死に至ることがあります。しかし、初期症状に気づき、適切な治療をすれば1日ほどで治る病気です。知識を身につけましょう。

目次

1.エラ病ってどんな病気?
2.どんな症状が出るの?
3.治療方法
4.エラ病を予防するには

1.エラ病ってどんな病気?


出典 : http://okwave.jp/qa/q5618899.html

エラ病はエラに細菌や寄生虫が付いて鰓の機能が阻害されてしまう病気です。
エラは金魚にとって重要な機能を担っている場所なので、エラ病になると命にかかわります。
そのため発病したらすぐに治療することが必要です。
また、暑い時期寒い時期関係なく発症するので注意が必要です。

金魚のエラは、人間にとっての肺のようなものです。その機能が悪くなれば、即命に響きます。また、このエラ病は病気の進行が早いのが特徴です。飼育環境によりけりですが、気付かずに放置すれば数日以内に死んでしまいます。かわいがっている金魚を死なせないためにも、知識を身に着けておきたいですね。

エラ病の原因


出典 : http://blogs.yahoo.co.jp

エラ病は細菌が金魚の体に付着することで起こりますが、原因としては水質の悪化や過密飼育が原因となって引き起こされます。

【カラムナリス菌】 

 一番多いのはカラムナリス菌という細菌がエラの内部に寄生する事によって起こります。
 エラに小さな傷が付いているとそこからカラムナリス菌が入りエラ病になってしまうのです。

エラについた小さな傷、そこからこの菌が入り込むとどうなるのでしょうか。

水槽の環境に影響されますが、その繁殖スピードは異常に早く、症状が発現してから市販の薬を使っても病気の進行速度に追いつかず、結局金魚を死なせてしまうケースが多いです。

【ダクチロギルス・ギロダクチルス】
 
 次に多いのがダクチロギルス、ギロダクチルスという寄生虫によるものです。
 ほとんどの場合新しい金魚を水槽に入れた時に一緒についてきます。
 ダクチロギルス、ギロダクチルスは接触感染で感染していくので金魚から金魚へと広がっていきます。

これは通常肉眼で見えないほどの寄生虫です。超小型で、ヒルに似ています。この寄生虫はエラから血液を吸い、気付かずに放置してしまうと体中の血を吸いつくしてしまうでしょう。感染してすぐに死んでしまう、というわけではありませんので、早めの手当てで命をつなぐことができます。

【サイクロキータ(トリコジナ)】

 サイクロキータ(トリコジナ)という原生中もエラに寄生することがあります。
 原生中とは細菌よりも少しだけ進化した微生物です。 

これはエラで悪さをする前に、体表にすることが多いです。なので、粘液の異常分泌や鱗が剥がれるなどの異常が見られます。なので、前述したふたつのものよりも発見しやすいと言われています。

2.どんな症状が出るの?

初期症状


出典 : http://www.m1dog.com/kingyo/

隅の方でじっとしてあまり動きません。これは、水に溶けた酸素の多いところで呼吸を確保している動きです。ポンプの泡周辺が溶存酸素の多い場所と言われており、その近くで動かなくなった場合は、エラ病を疑った方が良いかもしれません。
時々動き出して餌を探しますが、餌を食べてもすぐに吐き出してしまいます。

初期段階でエラ病だと気づけば、夏なら1日の治療で治癒します。

中期の症状


出典 : http://ameblo.jp

水面の近くに行き鼻上げ行動をしたり水面でしばらく動かなくなります。
エラや口の開け閉めが早くなり、バック泳ぎをしたりします。
良く観察をすると片方のエラだけで呼吸している場合もあります。

この段階だと完全なエラ病です。早期治療しないと取り返しのつかないことになります。

末期の症状


出典 : http://plaza.rakuten.co.jp

両方のエラが開いたままで餌を食べることができません。
ゆっくりと無気力状態で泳いでいます。

重症だと、両エラが開きます。またエラの色が黒々しくなる・白濁する・大きくなった寄生虫が見えるなどの異変も。さらに症状が進行するとエラの一部が腐り、とれてしまうことも。寄生虫が平衡器官に入ってしまうこともあり、そうなるとグルグル回る・ガラスにぶつかるほど激しく泳ぐなどの異変が起きます。

3.治療方法


出典 : http://blogs.yahoo.co.jp

エラ病を発症した場合は薬浴を行います。
エラ病の原因となるカラムナリス菌は塩分に弱いという特徴があるので、薬浴と併用して塩水浴を行うと治療効果が上がります。

水温をあげて塩を入れるという治療法は、熱帯魚店でも行われる治療法です。ネットには様々な情報があふれていますが、お店でも行う治療法が最も信頼できると思われます。

エラ病の発生した飼育水槽、石、アクセサリーをすべて洗い、水をすべて入れ替えます。そしてエラ病を発症した金魚は、エアレーションを行った後にエラ病に効果のある治療薬の薬浴を行って経過を観察します。

塩水浴


出典 : http://papinen.jugem.jp/?eid=635

0.5%の濃度の塩水に入れて数日間塩水浴させましょう。
塩水浴で治療している間は絶食します。

30℃の水温で、0.6%の塩水浴をする。

■初期エラ病は3日ほどで完治
■中期のエラ病は1週間ほどかかる

初期のエラ病は塩水浴のみで完治します。

薬浴


出典 : http://drshion.blog47.fc2.com

治療薬によって治療をする方法です。
薬浴をしている間はエアレーションを行い絶食をします。

治療薬として有用なものを挙げると、

■マゾテン
■塩酸キニーネ
■ホルマリン
■エルバージュ
■過マンガン酸カリ

です。これらの薬がエラ病の治療としてよく使われます。

イソジンを使う

イソジンを使う方法もあります。やり方としては、

■真水を5リットルほど用意する
■イソジンを1リットルあたりに2~3滴垂らす
■金魚をイソジン入りの水に入れる
■口をぱくぱくさせ、ゆっくり泳いだら成功。5分ほど泳がせてからキレイな水に戻す
■激しく泳ぐ・死んだように水の底で動かなくなったら、すぐに助け出す

イソジンはうがい薬としておなじみです。これは強力な殺菌・殺虫効果があります。細菌・ウイルスに絶大な効果を見せ、5分間のイソジン浴と薬浴、塩水浴でエラ病は治るケースが多いです。

ただし、イソジンで効果がでない場合があります。そうなると、カラムナリス菌ではなく、ダクチロギルスなどの寄生虫が原因だと考えられます。対寄生虫の薬を使いましょう。

4.エラ病を予防するには


エラ病の原因である細菌を繁殖させないことが予防となります。
繁殖させないために餌のやりすぎや水温の急変等に気を付けて水質の悪化を防ぎましょう。。

梅雨時期から初夏、また秋口にも多く菌が繁殖します。この時期に定期的な水換えで水質を維持すること、水質の極端な変化をさけること。この2つがエラ病の予防につながると言われています。


出典 : http://switch-box.net

いかがでしたでしょうか。
エラ病は命にかかわる場合もあるので、見つけたら素早く治療をしてあげて下さいね。

(更新日:2016年12月31日)

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