
2020年2月11日に惜しまれつつ亡くなった、野村克也さん(享年84)。15年間近くマネージャーを務め、野村さんを人生の師とあがめる小島一貴さんが、野村さんの ”仕事の流儀” について、知られざるエピソードを明かす。
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野村監督は都内の高級住宅街に、いわゆる “豪邸” を建てた。ただ本人に言わせると、これは野球の稼ぎで建てたのではないという。「講演料で建てたんだよ」と、笑っていた。
現役引退後の9年間は1980年代。バブル景気の影響もあり、世間は講演ブーム。ダブルヘッダーは当たり前で、トリプルヘッダーもあったという。監督は「国内のたいていの街に、講演で行ったことがある」と言っていた。