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コロナ禍のテレビ、あなたは何に違和感をかんじる?

テレビドガッチ


2020年は新型コロナウィルスの影響でわたしたちの生活がすっかり様変わりしてしまいました。マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、手洗い、アクリル板による仕切りなど様々な対策が定着しました。そしてテレビの中もまた、それらの対策がしっかりと取られています。もちろん、それによって番組には何らかの影響が出ているわけです。

そこで“コロナ禍のテレビ”について視聴者アンケートをとりました。あなたはコロナ禍のテレビ、どう観ていますか? 何に違和感を覚えますか?


まずはこの質問から。
Q.コロナでテレビを観る時間は増えた? 減った? 変わらない?

「増えた。自宅で過ごす時間が増えたため、これまで観ることのなかった時間帯や曜日でもテレビを付けるようになった」(20代・女性)

この答えのように「増えた」という人は多く、次に「変わらない」という答え。ただ「しっかり見ているわけではなく、スマホをさわりながら“ながら見”している」(40代・男性)「作業しながら気になった話題があればしっかり見る」(30代・男性)といった声も多くありました。
一方、わずかですが「減った」という声も――。

「ニュースがコロナ一色になり、暗い気分になるため観なくなった。あと、ドラマはTVerで過去のものをまとめて観るようになったから、テレビ自体の時間は減ったと思う」(40代・男性)

確かに緊急事態宣言時はニュースの視聴率が高く、その反動なのか、明るい話題や懐かしさを求めて再放送ドラマを観る人が増える現象が起きました。視聴者の中に「心のバランス」をとろうとする心理が働くのかもしれません。


続いてはこの質問。
Q.スタジオの出演者の間にあるアクリル板の仕切りは気になる?

「気にならない」(10代・女性)
「気にならない。職場もそうなので慣れました」(50代・男性)
「最初は違和感があったが今はない。むしろ無い方が気になる」(30代・男性)

これは、ほぼ「気にならない」という答えでした。むしろないと「大丈夫か?」と思い、よく見たらそれは再放送でコロナ以前の放送だった……なんてことがあると回答する人もいました。
中には「芸人さんがアクリル板を気にして、やりづらそう」(30代・男性)と出演者を気遣う声も。
またドラマで出演者同士の顔が接近しているシーンを見て、「なぜドラマはアクリル板なしでやっているの?」と疑問をあげる人もいました。

もちろん本番以外はマスク・フェイスシールドを着用、手洗い・消毒を徹底し、待機場所も距離が保たれた状態で撮影は行われています。撮影時間もテイク数もスタッフ・関係者の人数も、最少に抑えられた中で作品を制作しているわけです。これはもう、どの仕事も同じでしょうね。可能な中で、最大を目指すしかありません。


続いてはこの質問。
Q.リモート(中継)の多いテレビに違和感はある?

これも「最初こそ違和感はあったが、今はない」(30代・女性)という意見がほとんど。そんな中、やはり拭えない違和感として挙げられたのがこちら。
「ときどき会話に時差があって見にくい」(20代・女性)
「画質が悪いものに関しては違和感がある。タレントの家が暗かったり」(40代・男性)
「背景がバラバラだったりするので何か一体感がない時がある」(30代・男性)

また、アフターコロナへの提言もあった。
「識者のコメントを流すだけであれば、コロナ以降もリモートで十分ではないか。スタジオは密にならない程度が出演すればいいのでは。以前からテレビのスタジオは出演者が多いと感じていた」(40代・女性)


ということで、上記の声を受けてこんな質問を。
Q.芸人などのガヤ(出演者数)の多いバラエティーをまた見たい?

「別に今のままでいいと思う」(30代・男性)
「見たい。こんなご時世だからこそ、賑やかな番組で大笑いしたい」(40代・男性)
「『有吉の壁』などは緊急事態宣言中もリモートを使ってたくさんの人が出演していた。今もロケでたくさんの芸人が出ているので、すでにガヤな感じがする。やはりワイワイしているのは楽しい」(20代・女性)

この質問に関しては、感じ方がそれぞれのようで、すでに多くのキャストによるテレビが戻っていると認識している人もいれば、スタジオが整理されてスッキリしているのでこのままでよいという人もいました。

テレビというのはどうしてもスキマをうめがちです。空間も、おしゃべりの間も、画面の文字も……敷き詰められている方が耳目を集めやすいからです。そんな中、キャストに関しては密をつくらないようにしています。そのことで、テレビ制作者たちが改めて気づかされ、工夫していることもあるようです。例えば、余白が多すぎて淋しい画になりそうなところを、そうならないようにするなどです。(※これらについては記事「コロナ禍の影で、番組制作の現場は大きく変化していた!『かんさい情報ネットten.』のもうひとつの物語」を参照ください。現場スタッフの対応が感じられると思います)


続いてはこの質問。
Q.感染者数を毎日伝えることに賛成?

これは7割近くの人が賛成と答えています。ただ、
「ニュース速報で入れていたのはやりすぎでは」(40代・男性)
「同時に回復した人の数も伝えてほしい」(50代・女性)
といった声もありました。
一方、反対の理由として挙げられたのが「感染者数より重症患者数の方が知りたい」(20代・女性)という声です。

感染者数の情報は、文字で「××人」と伝えると、どうしても数が多かった時の衝撃が大きくなります。その印象だけが前面に出てしまいますが、テレビの場合、その後キャスターらが詳しく内訳や背景を伝えることで、ただのインパクトではなく、より正確な情報として伝えられるのがテレビの長所として挙げられると思います。その時の状況、世間の関心の高さなども伝え方に影響するでしょう。報道する側も、そこは悩みどころのようです。


Q.コロナの報道で気になることはありますか?

「不安を煽りすぎないでほしい。最初の頃はうんざりする場面もあった」(30代・男性)
「今回のことでキャスターの人柄、生活感が出たと思う。日本テレビの藤井貴彦アナウンサーは、一般人に寄り添って喋ってくれる」(40代・男性)
「当初はコロナの危機感を煽っている感じがストレスだったが、最近はだいぶ落ち着いてきていいなと思う」(40代・女性)
「有名人の感染を大きく取り上げすぎている気がする。感染した人を叩くような風潮はなくなってほしい」(30代・女性)
「頻繁にメディアに登場する専門家の中で、若干こなれてきた感じが鼻につく人が……」(20代・女性)
「同じ店が何度も取り上げられるケースが多いのが気になる。もっと幅広く取材してほしい」(50代・女性)

緊急事態宣言が発令されたのが2020年4月。そこから半年が経ち、状況に応じて報道の仕方も変化してきています。視聴者の声を取り入れ、より望まれるカタチを模索し続けている結果と言えるかもしれません。多くの人が「最近はよくなった」と答えています。もちろん、課題も多く指摘されていますが。


最後にこんな質問もしました。
Q.アフターコロナになったら、どんな番組を観たいですか?

「バス旅など最近は国内に限っては復活しているのでうれしい。やはり、海外を旅する番組は観たい」(40代・女性)
「子どもが大勢集まって学習や遊びをする番組が観たい」(30代・女性)
「ステージと観客が一体となったライブ番組」(40代・男性)
「満員に膨れ上がった会場で行われるスポーツの試合を観たい」(30代・男性)

これらがいつ観られるかはわかりませんが、「観たい」を映すのがテレビだとしたら、それに向けて制作スタッフはあらゆる試行錯誤を尽くすでしょう。コロナが終息するのか、それとも“共に生きる”なのか、それすら読めませんが、コロナを経験したことでテレビもまた違うカタチに変貌しようとしています。あっと驚く何かが生まれるかも! こんなご時世だからこそテレビの未来に期待したいと思います。

【文:鈴木 しげき】

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