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落合博満氏も意見を引っ込めた!? 中日の“ドラ1戦略”に見る球団の地元愛

アサ芸Biz

 10月25日午後2時過ぎ、与田剛監督と中日ナインが神宮球場に到達した。東京ヤクルトとのナイトゲームに臨むためだが、与田監督は「高橋(宏斗=中京大中京)君で行きます!」と、ドラフト会議の1位指名選手をキッパリと表明した。改めて、地元の雄の将来性、素質の高さについても口にしていたが、「中日・高橋入札を公言」の一報を聞いた他球団のスカウトたち、一部関係者は「やっぱり」と苦笑いしていた。

「一昨年は根尾昂(岐阜県出身)、昨年が愛知県出身の石川昂弥と、地元選手の1位指名が続いています。高橋君が大学受験に失敗し、プロ入りに一転した時点で、『彼を1位入札する』と見ていました」(在京球団スカウト)

 単に予想が当たったから、「やっぱり」と言っていたのではない。与田監督も“意見を変えざるを得ない”と読んでいたからだ。

 中日は13日にもスカウト会議を開いている。このとき、高橋を推すスカウトたちに対し、与田監督は早大・早川隆久の名前を出し、即戦力投手の補強を切に訴えていた。

「シーズン終了後、最大の難題が控えています。エース・大野雄大のFA慰留交渉です」(スポーツ紙記者)

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 大野喪失の有事にも備え、左腕・早川を欲しがる指揮官の気持ちは当然だろう。スカウトたちは「高橋は大学、社会人野球の選手を含めても実力はトップクラス」と、育成にさほど時間が掛からないとも訴えたが、13日の会議では満場一致とはいかなかった。

 25日に至るまでの間、スカウトや編成スタッフが与田監督の意見を改めて聞き、説得を続けたと思われるが、こんな意見も聞かれた。

「2015年のドラフト会議ですよ。当時、ゼネラルマネージャーだった落合博満氏は、今永昇太(現DeNA)を推しました。落合氏は自ら足を運び、自身の目で確かめた選手を推すスタイルでした。白井文吾オーナーから“名将”として絶大な信頼を得ていた落合氏が、自身の意見を引っ込めたんですよ。それだけ中日のドラフト戦略は現場の意見が通りにくいということです」(球界関係者)

 同年の中日は、地元と言っていい岐阜県出身の高橋純平投手(県岐阜商−ソフトバンク)を1位入札した。3球団重複の抽選にやぶれ、小笠原慎之介投手を獲った。今永は故障を抱えていたとはいえ、DeNAの単独指名だった。

「高橋も重複」というのが、25日時点での情報だが、与田監督は根尾を4球団競合で、石川を3球団競合で引き当てている。クジ運の強さが決め手になったとは思えないが、与田監督は“ドラゴンズの地元愛”を再認識させられたようだ。

(スポーツライター・飯山満)

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