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米球界に挑戦する浜浦徹、高橋重行の事情/週べ回顧1972年編

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 一昨年、創刊60周年を迎えた『週刊ベースボール』。現在、(平日だけ)1日に1冊ずつバックナンバーを紹介する連載を進行中。いつまで続くかは担当者の健康と気力、さらには読者の皆さんの反応次第。できれば末永くお付き合いいただきたい。

ダンプ辻のブルペン解説



虎の“現”黄金バッテリー、江夏、田淵


 今回は『1972年3月6日号』。定価は100円。

 1972年に海外挑戦をする2選手のインタビューがあった。
 まずはロッテから3Aフェニックス・ジャイアンツにジョンソンとの交換トレードで移籍した浜浦徹。プロ1年目を終えたばかりで、一軍登板は1試合だけだった。それでも10月の教育リーグ(アリゾナ)で渡米し、好投。試合を見ていたジャイアンツ関係者に高評価されていた。
 やはり一番の心配は言葉だという。ただ、
「こんなチャンスは誰にもあるわけじゃない。大リーグの公式戦で投げられるかもしれませんしね」
 と前向きだ。教育リーグで好投したことが自信になっているらしい。

 大洋・高橋重行の場合は突然だった。当初はSFジャイアンツのテーラーとの交換トレードが進んでいたが、シピンを獲得したこともあって、テーラー獲得は立ち消え。1月5日、高橋は球団からトレードはなくなった、と伝えられた。
 しかし1月15日、浜浦と自身がSFジャイアンツのマイナー、フェニックス・ジャイアンツと契約したという外電があった。球団の言葉もあって、高橋はこれを誤報と思っていたらしいが、2月1日になって球団から移籍決定を告げられた。
「たぶん教育リーグでのピッチングだろうと察した(8回無失点)。自分でも悪くないと思ったが、それが認められたのだろう」
 と語り、「まんざら悪い気分ではなかった。それならいっちょうやってみるかと言う気持ちがむくむく盛り上がった」と話している。
 現地では浜浦と同じアパートで暮らす予定だという。

 阪神キャンプのブルペンで豪華な競演が実現した。
 江夏豊が田淵幸一のミットをめがけビュンビュン投げ込むと、隣では村山実兼任監督がスカウトになっていたかつての恋女房・山本哲也に投げ込む。
 暇だったのは、ダンプこと辻恭彦。普段は寡黙で、ぶすっとしている男だが、口を開くと結構、明るい。このときもブルペンに集まっていたファンに向かい、
「右側で投げ、受けているのが現在の黄金バッテリーでございます。その左側で投げているのが、昔の黄金バッテリー、かなり色褪せましたが、本人はまだやる気十分。こうご期待!」
 と説明(?)。大爆笑となった。
 村山も「ひどいことを言うもんや」と苦笑しつつも、
「今年の11番はやりまっせ。太鼓判を押してもいい。いいとこ見せまっせ」
 と報道陣にアピールしていた。

 では、またあした。

<次回に続く>

写真=BBM

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