今季の藤平尚真(楽天)は大ブレイクする! 同窓の先輩・松坂大輔(中日)に贈られたエール
今季の藤平尚真(楽天)は大ブレイクする! 同窓の先輩・松坂大輔(中日)に贈られたエール
 3月3日が3万3209人、4日が3万1282人と、両日ともに3万人超の大盛況だった中日対楽天のオープン戦。この2日間で12試合のオープン戦が行われたが、中日対楽天以外で観客が3万人を超えたのは、4日のソフトバンク対阪神(ヤフオクドーム)の試合のみ。

日本列島の中でも、とびきり野球熱が高まったのがナゴヤドームでの2日間だった。

 その立役者は4日に先発した中日の松坂大輔。2回2失点ながら、ストレートの最速は144キロまで戻ってきており、収穫のあるオープン戦初登板だった。

 ただ、松坂復活の話題に隠れてしまったが、初戦の3日に先発した楽天の藤平尚真のピッチングも光った。2年目となる今季の飛躍を予感させる内容だった。

◎同じ横浜高校出身の両投手

 藤平は立ち上がりこそナゴヤドームのマウンドの傾斜にアジャストできず、大島洋平に二塁打、京田陽太には三塁打と連続長打を浴びて1点を失う。しかし、後続を断ち最少失点で切り抜けると、あとは新外国人選手のモヤの単打とソロアーチのみに抑え、5回72球、2失点という好結果。高めのストレートは140キロ中盤という球速以上の伸びを見せ、キャンプから新たに習得した曲がりの小さなスライダーとのコンビネーションもよく、7奪三振と中日打線を圧倒した。

 松坂と藤平は、同じ横浜高の出身で、高卒ドラ1という共通項もある。ナゴヤドームで挨拶を交わし、偉大な先輩から「お互い頑張ろう」との言葉が贈られたという。

◎三本柱から四本柱に

 ルーキーイヤーだった昨季、藤平はシーズン半ばから1軍に昇格。8月22日には同期の高卒投手では一番乗りとなる初勝利を挙げ、終わってみれば8試合で3勝4敗、防御率2.28と上々の成績を残した。

 今季は、2月16日の阪神との練習試合、24日の広島とのオープン戦で、ともに3回パーフェクトの好投を披露しており、楽天投手陣のなかでもトップクラスの仕上がりを見せている。

 ペナントレースでは、則本昂大、美馬学、岸孝之という実績のある三本柱に、開幕時はまだ19歳の藤平が四本柱として加わりそうだ。


文=藤山剣(ふじやま・けん)

(更新日:2018年3月9日)

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