それでもw-inds.は『New World』に挑み続ける

それでもw-inds.は『New World』に挑み続ける
ファン以外で、w-inds.のグループ名表記を正確に書ける人はどれくらいいるでしょうか。℃-uteと並んで表記が難しいこのグループ名は、カタカナの「ウインズ」で検索すると馬券売り場ばかりがヒットしてしまいます。ネット時代を見越したこの表記のグループ名は、北と南から集まったメンバーが風(ウインズ)を起こし勝利する(ウイン)という意味も込められています。そんなこの3人組ダンスボーカルグループは、2000年に結成。2016年3月には結成15周年ライブを両国国技館で開催しました。

『New World』は2009年発売の曲。「オレが連れて行くよ まだ見たことのない世界を求めて、、、」の歌詞どおり、見たことのない世界を見せているグループです。あまり知られていないかもしれませんが、このグループはアジアでの活動を積極的に行なっており、台湾や香港で多数の音楽賞を受賞しています。積極的に『New World』に挑み続けているんですね。

幾多のダンスボーカルグループのファンは、メンバーの歌割りに不満をもつことがあるかもしれません。しかし、このグループは3人しかいないにも関わらず、ほとんどのパートをセンターの橘慶太が歌っています。では橘慶太のソロでもいいのでは?と思いがちですが、そうではありません。きちんと両側の千葉涼平と緒形龍一あってこそのグループになっているのです。





たとえばこの曲の歌いだし。(turn me on)というコーラスが入っている。このコーラスが入ることで、曲が単調にならないようにできています。また、「僕をその気にさせる」の意味のこのコーラスが入ることで、主旋律の歌詞の意味を補足。



そしてこのパート。「キミの気持ち」「オー」、「キミとの距離」「ヲー」、「どこ目指」「ソー」、「連れて行く」「ヨー」と、それぞれ歌詞の末尾に合わせてコーラスが入っています。このコーラスがあることで、リズムにメリハリがつき、橘慶太が歌う主旋律の歌詞に耳が向きやすくなります。前半だけ見ても、きちんと複数で歌う曲になっているんですね。



ここで龍一、涼平にそれぞれ短い歌割りがきます。龍一が「最初の一歩」を歌って「踏み出せば」と慶太が引き継ぐ。「もう前の景色と」涼平のパートがきて、「違って見えるはずだよ」と慶太が歌う。わずかですが、ここで声が変わることで音に変化が起きています。また、慶太の休みを作りつつ、龍一、涼平に見せ場を作っている配慮でもある。さらに、この歌詞でタイトルの「New World」への意気込みを示しているんですね。

初期メンバーからメンバー変更を行なわずに15年以上も続けている。これが、いかに困難であるかは、数々のグループアイドルやダンスボーカルグループ、バンドを見ても明らかです。ジャニーズやEXILEという競合が多い中、それでもこのグループは歌詞どおりの「長い道のり」「いばらの道」を歩みながら「New World」に挑んできました。この曲は、このグループだからこそ説得力を持っている曲なんですね。



TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)
更新日:2016年5月10日
提供元:歌詞検索・音楽メディアUtaTen

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