豊島は、芸術関連のイベントが毎年おこなわれており、「アートの島」として知られる。島内の浜辺に位置する「心臓音のアーカイブ」には、数万人分の心臓音が登録されており、美術館を訪れれば聞くことができるほか、自分の心臓音を登録し、CDに録音して持ち帰ることもできる。
「たしかに伊勢谷さんの心臓音は、こちらで聞くことができます。2010年に男性ファッション誌の取材で来られたときに、登録していただきました。ほかには、北野武さんの心臓音なども登録されています」(美術館を運営する福武財団の広報担当者)
伊勢谷被告が心臓音を登録した2010年当時、すでに大麻を使用していたかは、わからない。しかし、薬物依存に詳しい精神科医でヒガノクリニック院長の日向野春総氏(74)は、「大麻を使用することは、心臓に悪影響を及ぼします」と話す。
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「大麻を吸引すると、血管が収縮して血圧が上がり、心拍数も上昇します。個人差がありますが、2倍近く速くなることはあります。心臓への負担が、かなりあるのです。
長期間吸い続けていると、危険はいっそう増します。また、『大麻はタバコと同じ』などと言って、大麻を正当化しようとする人もいますが、肺ガンの発生率は、大麻のほうが高いのです」
伊勢谷被告には、胸に手を当てて、自身のおこないを省みてほしい。