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ダルビッシュ有、バウアー、デグロム…サイヤング賞は誰の手に? 近年重視されている指標とは【MLB成績データ分析】

ベースボールチャンネル

ダルビッシュ有、バウアー、デグロム…サイヤング賞は誰の手に? 近年重視されている指標とは【MLB成績データ分析】

 MLBは27日(日本時間28日)、2020年のレギュラーシーズン全日程を終了。8勝を挙げたシカゴ・カブスのダルビッシュ有投手は、日本人初の最多勝を獲得した。
 

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 ダルビッシュには、同じく日本人初となるサイ・ヤング賞への期待も高まっており、その争いは熾烈を極めている。
 
 今回は、ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞有力候補に挙げられているダルビッシュ、トレバー・バウアー投手(シンシナティ・レッズ)、ジェイコブ・デグロム投手(ニューヨーク・メッツ)の3投手の今季成績を比較し、その行方を予想していきたい。

ダルビッシュ、バウアー、デグロムの成績比較

 今季、ナ・リーグ投手部門の主要タイトルは、最優秀防御率がバウアー、最多勝がダルビッシュ、最多奪三振がデグロムと3投手で分け合うこととなった。
 
 まずは、3年連続の快挙に挑むデグロム。今季最終登板となった27日(同28日)のワシントン・ナショナルズ戦では、5回3失点という投球内容で今季4勝止まり。防御率は2.14から2.38に悪化し、賞レースから一歩後退する形となった。投球回、QS率なども2投手に劣っているが、104奪三振で2年連続最多奪三振のタイトルを獲得し、奪三振率13.76もリーグトップの数字を記録。堂々たる成績でその可能性を残している。
 
 ダルビッシュ最大のライバルとなるのは、やはりバウアーだろう。今季は防御率1.73で最優秀防御率のタイトルを獲得。100奪三振、奪三振率12.33はデグロムに次ぐリーグ2位、WHIP0.79はリーグトップの数字を誇り、投球内容で最も打者を圧倒したといえる。懸念材料は、5勝に終わった勝利数。最多勝のダルビッシュとは3勝と60試合制の今シーズンを考えると大きな差があり、これがどう影響していくかが結果を左右していくと考えられる。バウアーが受賞となれば、球団史上初のサイ・ヤング賞投手の誕生となる。
 
 そして、2投手に立ち向かうダルビッシュ。今季は8勝で最多勝のタイトルを獲得。防御率2.01はバウアーに次ぐリーグ2位、93奪三振はリーグ4位タイの数字となった。注目したいのはQSの数値だ。12試合の登板で、リーグトップとなる10回のQSを達成。QS率は83.3%を誇った。K/BBも両者を大きく上回る6.64をマークしていることから、突出した制球力で試合を作ったことがわかる。しかし、9日(同10日)のレッズ戦で実現したバウアーとの直接対決では、6回3失点とQSは達成したものの、7回2/3を無失点に抑えたバウアーに敗れることとなった。

近年のサイ・ヤング賞で重視される指標とは

 デグロムが受賞した過去2年を見ると、外的要因が関与する勝利数より、自身の投球内容のみが反映される防御率、奪三振、WHIPなどの指標が重視される傾向にあり、これらで他を圧倒する数字を残した投手が争いを制している。
 
 2018年は、マックス・シャーザー投手(ワシントン・ナショナルズ)が18勝、300奪三振で最多勝と最多奪三振の二冠に輝いたが、防御率は2.53でリーグ3位。デグロムは10勝に留まり、奪三振でもシャーザーを下回ったが、2位以下を大きく引き離す防御率1.70で最優秀防御率を獲得し、より多くの票を集めた。
 
 また、昨季は柳賢振(当時ロサンゼルス・ドジャース)が防御率2.32で最優秀防御率に輝いたが、デグロムも防御率2.43で僅差のリーグ2位。投球回、WHIPでは柳を大きく上回った。さらには255奪三振で最多奪三振を獲得し、2年連続の受賞を果たした。
 
 これらの傾向から見ると、バウアーが筆頭候補に挙がるが、現地ではダルビッシュとバウアーで意見が二分しているとの声もある。栄えある栄冠を手にするのは誰か。屈指の激戦となることが予想されている。

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