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食について考えよう!日本オーソモレキュラー医学会に聞く

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食について考えよう!日本オーソモレキュラー医学会に聞く(C)D2CSOL 古くから伝わる「医食同源」という言葉のとおり、おいしく、栄養バランスのとれた食事は、心身の健康を保つ上では欠かすことができません。今回は、食の重要性や食べ物に含まれる栄養素の働きについて、日本オーソモレキュラー医学会にお話を伺いました。

医師や薬剤師が監修を務める、異色のレストランが誕生

食について考えよう!日本オーソモレキュラー医学会に聞く

昨年5月、東京・神谷町にオープンした「医学会キッチン オーソモレキュラー」(移転に伴い、現在は閉店中)というレストランの存在を、ご存じでしょうか。

「医学会キッチン オーソモレキュラー」は、食や栄養補給の重要性を広く伝えることを目的としたお店です。ここで提供されるメニューは、医師や薬剤師といった”栄養学のプロ”の監修のもと、健康増進やダイエット、アンチエイジングの観点から考案されています。

レストランを監修するのは、栄養療法を用いた病気の治療と予防について研究する「国際オーソモレキュラー医学会」。学会の会長である柳澤厚生先生(以下、厚生先生)とオペレーション本部長を務める柳澤理彩さん(柳澤本部長)に、レストランで提供されるメニューの内容や食の重要性などについてお話を伺いました。

栄養素を正しく取り入れることで病気を治す

食について考えよう!日本オーソモレキュラー医学会に聞く

オーソモレキュラー医学はおよそ50年前、アメリカの量子化学者で生化学者の、ライナス・ポーリング博士によって提唱されました。

厚生先生いわく、オーソモレキュラー医学とは、「ビタミンやミネラル、アミノ酸といった栄養素を正しく身体に取り入れることで、病気の予防や治療を行う医療」。「風邪をひいたら風邪薬を、眠れない時は睡眠薬を、といった具合に、不調時に薬を摂取する人は多いでしょう。しかし、年間に何万人もの人が、薬の副作用によって亡くなっているというデータがあります。その反面、ビタミンやミネラルの摂取によって亡くなる人は、ほぼゼロに近い。こうした事実に着目し、薬ではなく、ビタミンやミネラルの摂取による病気の予防や治療を推奨しているのが、オーソモレキュラー医学なのです」

1968年には、カナダ人医師のエイブラム・ホッファー氏により、「オーソモレキュラー医学会」が設立されました。現在、アメリカやカナダ、日本をはじめとする21か国の学会が「オーソモレキュラー医学会」に参加しており、栄養療法を用いた病気の治療や予防の普及に努めています。

本当に健康食⁉おしゃれでおいしい料理の数々

食について考えよう!日本オーソモレキュラー医学会に聞く

「『医学会キッチン』をオープンした目的の一つが、オーソモレキュラー医学の普及です。学会では、オーソモレキュラー医学に関するセミナーを定期的に開催していますが、こうした専門的な内容に興味を抱く方は、そう多くはありません。栄養面で優れており、なおかつおいしい料理を提供することで、多くの方にオーソモレキュラー医学について知ってもらいたいと考えました」(柳澤本部長)

レストランで提供されている料理は、医師や栄養士といったドクターと一流のシェフが共同で考案したもの。お互いの意見を柔軟に取り入れた結果、珍しい食材を使ったユニークなメニューが誕生することもあるのだとか。

「例えば、この冬のディナーメニューに『旬の温野菜 バーニャカウダソース フリーカとギー(Ghee)とともに』というものがあります。この料理は、山崎まいこ先生という皮膚科を専門とする医師が監修したメニューで、メニュー名にもあるとおり、フリーカとギーという食材が使われています」(柳澤本部長)

フリーカとギーとは、あまり聞きなれない食材です。フリーカは、東地中海周辺で古くから食されている穀物の一種。食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、ダイエットにも適した健康食なのだとか。また、ギーは、インドではポピュラーなバターオイルで、脂肪になりにくい中鎖脂肪酸やビタミン類が多く含まれています。柳澤本部長いわく、「世の中で、最も良質なオイルのひとつ」なのだそう。

こうした日本人が食べ慣れていない食材も、一流シェフの手にかかれば、絶品料理に大変身。「医学会キッチン」は、健康志向の強い女性を中心とする、さまざまな人から愛されているようです。

ビタミンDを摂取してインフルエンザを遠ざける⁉

食について考えよう!日本オーソモレキュラー医学会に聞く

ここで、日常で役立つ、食に関する知識をご紹介しましょう。冬から春先にかけて、風邪やインフルエンザが流行します。こうした感染症を遠ざける食材には、どのようなものがあるのでしょう。

「風邪やインフルエンザの予防には、ビタミンDがとても役立ちます。ビタミンDには免疫力を高める働きがあり、あらゆる感染症を遠ざけるといわれています」(厚生先生)

厚生先生によると、ビタミンDの有効性を示す、実験結果もあるのだとか。健康な児童を二つのグループにわけ、片方のグループにはビタミンDを、もう片方のグループには何の成分も入っていない錠剤(プラセボ)を一定期間与えたところ、ビタミンDを摂取していた児童は、摂取していないグループの児童に比べ、格段にインフルエンザにかかりにくくなったそうです。

「ビタミンDが多く含まれている食材は、干し椎茸や肉類です。加えて、イワシやサバといった魚類もオススメです」(柳澤本部長)

また、働く人の中には、慢性的な疲れを感じている人が多いもの。そうした人は、マグネシウムや亜鉛を摂取すると良いようです。「ナッツ類や海藻を意識的に食べると、イラつきやだるさの軽減が期待できます。また、塩を入浴剤として使用するのも、有効な方法です。塩にはマグネシウムが多分に含まれているため、入浴剤として使用することで、体内にマグネシウムを取り入れることができます」(厚生先生)

食事は、体をつくるもの。日々の食事を見直し、大切にすることで、病気を寄せつけない強い体に近づくことができます。しかし、食事だけでは十分な栄養を摂取できない場合があります。食事内容に気をつけているにも関わらず、体調を崩しやすかったり、疲れやすかったり、といった不調が改善しない人には、サプリメントや点滴で高濃度の栄養を摂取することを、オーソモレキュラー医学会ではオススメしています。

日々の食事をもう一度見直し、栄養素の働きを学ぶことはとても大切なことです。「オーソモレキュラー医学」は、さらなる健康と美しさを手に入れるきっかけとなるもの。興味のある人は、学会が開催するセミナーに参加するなどし、「オーソモレキュラー医学」を学んでみてはいかがでしょう。

取材協力
一般社団法人 日本オーソモレキュラー医学会
〒141-0021
東京都品川区上大崎3-11-2 1-202
電話: 03-6277-1072
FAX: 03-6277-1073
MAIL:info@isom-japan.org
https://isom-japan.org/

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