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上沼恵美子が思い出す「横山やすし」怒り沸騰を鎮めるまで

SmartFLASH

 

 芸人の上沼恵美子と太平サブローが、2月9日放送の『怪傑えみちゃんねる』(カンテレ)に出演し、故・横山やすしとのエピソードを語った。

 

 かつての芸能界では、師匠が弟子に手を出すのは当たり前。上沼はよく、横山のそんな場面に出くわしたという。

 

「昔は、ほんまに叩かれてなんぼみたいなところがあったんですよ。私は女だから叩かれなかったですけど。もう横山やすしさんなんて、一緒(の現場に)になるの嫌やったくらい。

 

 前の関テレ(関西テレビ)ってメイク室がみんな共同だったんです。もう鏡の向こうで、『ドーン』って蹴ったり、殴ったりしてる。横でその音を聞きながら私は化粧してる。(それで)綺麗になるわけがない。もう怖かった」

 

 これには太平も「あの人すぐ怒りはったからね」と、思い出すように頷いていた。

 

 一時期、子育てで忙しく、芸能活動を抑えていた上沼は、当時テレ朝からこんなオファーを受けたという。

 

「上の子が小学校5年生くらいのとき。『横山やすしさんの子守で行ってください』って言われて。どういう意味ですかって」

 

 スタジオには主婦が約200人。教育問題を扱う硬い番組だった。上沼は内心「嫌やな」と思いながらも、母親代表として出演したという。

 

「2時間半くらいの特番で、途中まではよかったんです。そしたら前半で、(横山が)フロアディレクターに『おらぁ! 何だ!』と。なにか気に入らない、要するにカンペの出すタイミングが悪かったのかな。そしたら、ダーッと(走って飛び蹴り)。その子は3メートルぐらい飛んだ。お母さんたちも『キャー!』って」

 

 すると別のディレクターが「上沼さん!」と、横山を止めるように指示。思わず上沼も「無理ですよ」と返す。3発ほど相手を殴った横山は控え室に帰ってしまい、またしても「上沼さん、ひと言、言いに行ってください。まだ番組が途中ですから」と言われる始末だった。

 

 恐る恐る楽屋に行った上沼が「すみません、上沼ですけど」と呼びかけるも「なんや!」という怒声を浴び、いったんは退散。しかし「ダメです、行ってください」と押し切られ、再び説得に向かうハメに……。

 

 意を決した上沼は横山にこう説教したという。

 

「やすしさん、いま番組の途中ですよ。何に腹たったかわからへんけど、そんなことで蹴ったり殴ったり、みっともないですよ! あなたは漫才で日本一やねんから、こんなところで醜態さらさないで。お願い、私は本当に尊敬しているんですから。頼みますわ! 最後までやってプロですよ!」 

 
 すると横山は「ホンマやな。ホンマやな」と、別人のように変わって落ち着き、収録が再開。撮影を無事に終えることができたという。

 

 太平は「女性に強く言われると、言うことを聞きはんねん。お母さんのそういうのに憧れてる感があるから。だから、ハッとなって効くんですよ。男が言いに行ったらバチバチになってしまう」と、横山の性格について解説していた。

 

 番組では横山への説得を絶賛されていた上沼。「だってそのために行ってんねんもん」と謙遜していたが、大先輩である横山に、そこまでストレートにものを言える人間はそうそういないだろう。

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