嫌な気持ちを受け止め早く立ち直る力を育てる
「折れやすい心」が問題になっている中、注目を集めているのが「レジリエンス」です。
もともとは、環境学で生態系の復元力を表す言葉でしたが、現代心理学では「精神的な回復力」を意味する言葉として話題に。
また全米心理学会では、「逆境や困難、強いストレスに適応する精神力と心理的プロセス」と定義しています。
わかりやすくいうと、イライラや落ち込みを引きずらず、すばやく立ち直る力のこと。
「折れない心」「逆境に負けない心」とも言えます。
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ポジティブサイコロジースクール代表の久世浩司先生も、レジリエンスの専門家として指導を行い、その効果を実感しているそう。
前向きな心を表す心理学用語であることから、「ポジティブシンキング」と混同しがちですが、2つは大きく違います。
ポジティブシンキングは、嫌な気持ちを否定してすべてをよく考えようとしますが、レジリエンスは、嫌な気持ちをそのまま受け止め、そこからいかに早く立ち直るかを考えます。
自分の心に素直でいられる分、レジリエンスの方がより自分らしく生きられるのです。
その結果、失敗からすぐに立ち直って、成功を引き寄せることができます。
精神的な回復力が強ければ、失敗をバネにして成功を手にすることもできるのです。