誰もが感じる不安をより強く長期に感じる
不安障害には「全般性不安障害」「社交不安障害」「分離不安障害」などがあり、それぞれ特徴や対処法が異なります。
「全般性不安障害」は、心配事や不安を過剰に感じてしまうもので、「不安神経症」とも呼ばれます。
生きていれば、漠然とした不安を感じる事は多々ありますが、理由がないのに不安が起こり、それがいつまでも続くのがこの症状の特徴です。
原因は、職場、学校、災害、事故、病気など、何かしらの心配事が引き金になっているとされています。
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また、過労や体調不良、ストレスなども関係しているといわれます。
心配性や、神経質、不安になりがちな性格の人もかかりやすく、遺伝も関わりがあると考えられています。
特に女性にかかりやすい病気で、10代で発症することもあります。
全般性不安障害は、自律神経失調症や、女性ホルモンによって精神状態が不安定になる月経前緊張症、更年期障害と誤診されることも。
誤った診断のもとで治療を続けると、症状は改善されないばかりか、うつ病や、パニック障害、社会不安障害などの精神疾患を併発する恐れもあります。
「社交不安障害」とは、発表会で人前に出るといったことのほか、親しくない人と話す、教師など目上の人に会うといった、対人相互関係に対して不安を抱くもの。