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2018年の楽天に期待ができる理由

週刊ベースボールONLINE


17年シーズンの悔しさを糧に則本と楽天は新シーズンでの逆襲を誓う

 常勝チームではない楽天だからこそ、2017年の戦いは非常に貴重な経験となったはずだ。

 昨年は前半戦を首位で折り返しながら、8月に大失速し、3位でシーズンを終えた。チームは優勝を逃した悔しさを感じると同時に、優勝する難しさも感じたはずだ。エースの則本昂大は「前半、状態が良いからといってガンガン飛ばし過ぎていたと思うんですよね。だから8月、9月の本当に大事な時期に疲れがどっと出たと思うので、ある程度ペースを作りながら高いパフォーマンスを出していければ、もっと良い成績は残るはず」と振り返る。やはり優勝争いが熾烈となる8月、9月の戦い方は、ソフトバンクが圧倒的にうまかった。

 則本はルーキーイヤーにリーグ優勝、日本一を味わいながら、その後はBクラスに沈み、優勝争いの経験が少ない。これはチームも同じで、優勝するための戦い方を選手たちは持ち合わせていなかった。それが17年の戦いに顕著に表れてしまったと言えるだろう。

 13年の優勝時は前半戦こそ首位で折り返したものの、7月までは2位と3位を行ったり来たり。また、田中将大(現ヤンキース)の連勝記録がかかっていたこともあり、優勝経験のない当時の楽天ナインが優勝の二文字を意識することはほとんどなかった。実際、嶋基宏も「優勝はほとんど意識していなかった」と13年シーズンを振り返っている。

 しかし17年はどうだろうか。開幕直後から首位を走るなど、優勝した13年よりも順調な前半戦にファンの期待も高まり、嫌でも意識せざるを得なかった。そして好調なチーム状況下にあっても、2位のソフトバンクを引き離すことができず、少しずつ焦りも出始めていく。そのようなこれまで経験することがなかった、追われる立場として戦う難しさも痛感したはずだ。

「この経験を生かして優勝に向かっていきたいなと思っています」と則本が語るように、経験値を上げたチームはきっと、18年シーズンにこれまでとは違う戦いを見せてくれるはずだ。

文=阿部ちはる 写真=BBM

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