
「人生をやり直せるなら芸人に」と語っていた大学時代
「フォークギター1本にハーモニカという素朴なスタイルで、歌に全身全霊を注ぎ込む汗まみれのライブ。元ボクサーという気合も含めて、有無を言わさぬ説得力が、彼の歌にはある。
ともすれば、時代遅れと言われそうな武骨な男の生きざまと優しさ。今、日本で失われようとしている誠実さ。NHKはいい選択をしたのではないでしょうか」(音楽評論家・田家秀樹氏)
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冒頭で語られる “彼” とは、2017年『紅白歌合戦』に初出場が決まったシンガー・ソングライター・竹原ピストル(40)。
松本人志がその歌に惚れ込み、「才能のある人が、日の目を見る手助けが少しでもできれば」と、自身の映画に役者として起用したり、吉岡里帆が「下積み時代、竹原さんの歌にいつも励まされていた」と語るなど、芸能界にもファンが多いアーティストである。
学生時代の竹原は高校、大学とボクシング部に所属。千葉・拓大紅陵高では副部長、体育推薦で進んだ道都大学(現・星槎道都大学)では主将を務め、全日本選手権に2度出場した実力者。