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【プロ野球仰天伝説04】4種類のフォークを投げ分けていた大魔神・佐々木主浩

週刊ベースボールONLINE

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

ある程度回転して打者の手元で鋭く落ちる



まさに魔球だった佐々木のフォーク

 大魔神と呼ばれ、1998年の横浜リーグ優勝、日本一に貢献した佐々木主浩。その武器が150キロ台の速球と魔球フォークボールだ。

 全盛期と言える2年間は、97年が防御率0.90、98年が0.64と完璧に抑え込んでいる。その後、99年に右ヒジの手術。本当に良かった時期のフォークを攻略した打者は、日米とも皆無と言っていいかもしれない。

 魔球フォークは1種類ではない。もともと大学時代に習得したもので、長身で手の大きな佐々木は、さほど苦労もせず自分のものとした。ツーシームの握りで球に回転を与えず、手首もロックしたように投げる投手が多いが、佐々木はフォーシームから指を開いたように握り、手首も利かせた。無回転でストンと落ちるのではなく、ある程度回転しながらきて、打者の手元で鋭く落ちるのだ。

 基本バージョンは、低めを狙いストライクからボールになるものだが、その後、カウントを稼げる球が欲しいと、高めボールゾーンからストライクゾーンに決まるバリエーションを加え、ピッチングがグッとラクになった。

 さらに微妙な感覚で、高速フォークをシュート回転、スライダー回転で落とす球も習得、結果的には4種類を投げ分けた。

●佐々木主浩(ささき・かづひろ)
1968年2月22日生まれ。宮城県出身。東北高から東北福祉大を経てドラフト1位で90年大洋(のち横浜)へ。3年目の92年に33セーブポイントで最優秀救援投手に。95年からは4年連続で獲得している。98年には当時最多の45セーブで優勝、日本一の胴上げ投手に。2000年にFAでマリナーズへ移籍、37セーブで新人王に。04年には横浜へ復帰したが、翌05年限りで現役引退。主なタイトルはMVP1回、最優秀救援投手5回。NPB通算成績493試合、43勝38敗252セーブ、防御率2.41。

写真=BBM

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