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【2017シーズン総括】ヤクルト「球団ワースト96敗の屈辱、投打崩壊で最下位に転落」

週刊ベースボールONLINE

ソフトバンクの日本一で幕を閉じた2017シーズン。熱戦が続いたが、球団ごとに「投手力」「攻撃力」「守備力」に分けて振り返っていく。

投手力 PITCHING REVIEW



開幕投手を務めた石川は悪夢の11連敗。先発陣のコマ不足も深刻だった

セ・リーグ6位
◎143試合 45勝96敗2分 勝率.319
◎ホーム30勝40敗2分、ビジター15勝56敗0分
◎交流戦5勝12敗1分 勝率.294 12位

 チーム防御率4.21は2年連続のリーグ最下位。優勝した2015年ですら同4位と、ヤクルトが常に抱える課題とはいえ、良化する兆しは見られない。加えて主力投手の離脱も影響した。

先発の柱と期待された新外国人のオーレンドルフはまったくの期待外れで、未勝利のままシーズン途中に退団。もう1人の助っ人、ブキャナンはチームで唯一規定投球回をクリアするも、6勝13敗と大きく負け越した。

開幕戦で勝利投手となった石川雅規はまさかのスランプに陥り、セ・リーグ56年ぶりのシーズン11連敗を喫してしまう。先発、救援と幅広い役割を担った小川泰弘、星知弥が9月に相次いで右ヒジを疲労骨折。負の連鎖は止まらなかった。

 また、クローザーを任された秋吉亮は、6月末に右肩肉離れで約2カ月にわたり不在となる。代役を務めたルーキも不安定。石山泰稚は66試合登板と奮闘を見せたものの、勝利の方程式は最後まで確立できなかった。

攻撃力 HITTING REVIEW



川端が故障で不在、山田(写真)の不振で打線の迫力を欠いた

 強力打線が投手陣を助けるという“打高投低”のスタイルが定着していたが、今季はその打線も低迷してしまった。投手陣と同様、故障者続きで主役がそろわぬ打線は迫力を欠いた。

 打線のキーマンであると同時に、選手会長を務める川端慎吾。30歳を迎えるプロ12年目のシーズンだったが、自身初の一軍出場なしに終わった。春季キャンプ中に発症した椎間板ヘルニアが原因だった。結局、状態が上がらず8月末に手術。来季に完全復活を期す。

 3年連続トリプルスリーを目指した山田哲人の不振も大きく響いた。主に一番を打った坂口智隆が155安打、主砲のバレンティンは32本塁打を打ったものの、山田の調子が上がらず、打線はつながりを欠いた。クリーンアップに座っていた雄平が6月末に右手首骨折で離脱したことも痛かった。

 打率、安打、本塁打、打点とすべての数字がリーグ最低。これでは勝利はつかめない。

守備力 FIELDING REVIEW



失策数トップは三塁の藤井。内野手登録となる来季までに守備力向上を目指す


 年間通して定位置をキープしたのは山田哲人のみ。自身の失策数は「5」から「9」増え、セ・リーグではともに5失策だった広島・菊池涼介、阪神・上本博紀には及ばなかったが、1ケタ台にとどめたことは評価できるだろう。守備の意識も高く、秋季練習では宮本慎也ヘッドコーチのノックに食らいついた。かつての名手の教えによりさらなる成長が期待できそうだ。

 チーム失策数はリーグ最多の「86」だった。昨季がリーグトップの「60」だっただけに、その凋落ぶりが顕著だ。内野手で最も多いのは三塁手の藤井亮太で「14」だが、本来は捕手登録であるため、仕方のない部分はある。身体能力を生かした“忍者守備”も持ち味の一つ。来季からは内野手登録になるため、守備力向上は不可欠となる。

 宮本ヘッド、土橋勝征内野守備走塁コーチ、河田雄祐外野守備走塁コーチと一軍守備コーチが一新された。生まれ変わった守備陣が来季、見られそうだ。

【2017年の主な達成記録】
◎1球セーブ=近藤一樹、6月30日対阪神(甲子園)、プロ野球60人目、66度目

◎通算2500投球回=石川雅規、6月13日対楽天(神宮)、プロ野球46人目

◎1試合4二塁打=雄平、5月7日対DeNA(横浜)、プロ野球タイ記録12人目

◎代打満塁サヨナラ本塁打=鵜久森淳志、4月2日対DeNA(神宮)、プロ野球16人目

◎10点差逆転勝利=7月26日対中日(神宮)、プロ野球タイ記録4度目

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