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【2017シーズン総括】ロッテ「投打ともに低迷を続け球団ワーストの87敗を喫する」

週刊ベースボールONLINE

ソフトバンクの日本一で幕を閉じた2017シーズン。熱戦が続いたが、球団ごとに「投手力」「攻撃力」「守備力」に分けて振り返っていく。

投手力 PITCHING REVIEW



チーム勝ち頭の二木も7勝止まり

パ・リーグ6位
◎143試合 54勝87敗2分 勝率.383
◎ホーム28勝42敗1分、ビジター26勝45敗1分
◎交流戦6勝12敗0分 勝率.333 11位

 昨季の最優秀防御率投手である石川歩は開幕から絶不調で、軸となるべき涌井秀章も好不調の波が激しかった。昨季は合わせて24勝をマークした両エースが今季は計8勝では、台所事情が火の車になったのも当然だ。

 唐川侑己、期待のルーキー・佐々木千隼、先発再転向の西野勇士も両エースの代役にはなり得ず、二木康太が独り立ちを果たしてチームの勝ち頭となったが、それでも7勝止まり。結局2ケタ勝利投手は現れなかった。

 自慢の中継ぎ陣も昨季、大車輪の活躍を見せた南昌輝が故障で出遅れ、抑えを任された益田直也は炎上を繰り返し、藤岡貴裕は大不振、松永昂大も二軍調整を余儀なくされた。新人・有吉優樹の奮闘はあったが、序盤戦にさすがの存在感を放っていた内竜也が7月の声を聞くころから安定感を失っていくと、絶対的な層の薄さを露呈した。

 リードすれば逃げ切り、先制されても中継ぎ陣が踏ん張ることで終盤勝負に持ち込み、逆転劇を演出する。そんな昨季までのチームカラーである“粘り強さ”の基盤は失われてしまった。

攻撃力 HITTING REVIEW



中村を筆頭に若手が終盤で見せた活躍を来季へつなげたい

 チーム低迷の最大の要因が攻撃陣の得点力不足、破壊力不足だ。角中勝也が開幕直後に故障離脱、デスパイネ流出の穴を埋めるべく獲得したダフィー&パラデスの両助っ人は日本の投手に対応できず。核が機能しないため“打”は“線”にならず、春先はチーム全体が極度の大不振に陥った。

 鈴木大地1人が孤軍奮闘したものの、5月下旬までチーム打率は1割台に低迷。得点が期待できないがゆえに、投手陣にも多大な負担と精神的重圧をもたらす悪循環となった。5月にサントス、6月にペーニャを緊急補強したものの、特効薬とはなりえず、最後までレギュラーを固定することさえできぬまま、シーズンを終えた。

 それでもシーズン中盤から加藤翔平や中村奨吾、故障離脱するまでの三木亮といった若手がようやく力を発揮し始めた。鈴木と角中しかレギュラーと呼べる選手がいない状態を脱却するためにも、若手たちの真の覚醒、そして打線の軸となりうる大砲の確保が必要になる。

守備力 FIELDING REVIEW



鈴木の三塁コンバートを軸に来季は内野陣を安定させることができるか

 荻野貴司、加藤、角中を中心に構成された外野陣はまずまずの安定感を見せた。しかし内野陣、特に三遊間は首脳陣の頭痛の種となった。

 二塁コンバートでゴールデン・グラブを獲得した鈴木は持ち前の安定感を取り戻したが、空席となった遊撃、三塁は最後まで固定できず。遊撃の三木を除く中村、大嶺翔太、平沢大河らは送球を含めて乱れる場面が頻発し、終わってみれば全体でリーグワーストの89失策を数えてしまった。

 井口資仁新監督は秋季キャンプでさっそく内野陣の再編に着手。送球に安定感のある鈴木を三塁へ再コンバートし、中村には二塁を任せる方針だ。遊撃は三木、平沢らの争いになるが、いずれにしてもセンターラインを固めることができなければ、また同じ轍を踏むことになる。

【2017年の主な達成記録】
◎ゲーム6被本塁打=涌井秀章、5月12日対日本ハム(東京ドーム)、パ・リーグ新記録

◎250本塁打=井口資仁、5月25日対ソフトバンク(ヤフオクドーム)、プロ野球60人目

◎2000投球回=涌井秀章、7月7日対オリックス(ほっと神戸)、プロ野球89人目

◎1500奪三振=涌井秀章、9月24日対日本ハム(ZOZOマリン)、プロ野球52人目

◎シーズン87敗=1963年の85敗を更新する球団史上ワースト記録

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