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久保建英、ビジャレアルで待つ新たな11人の仲間。起用ポジションは? トップ下か、ナイジェリアのロッベンと競争か?

フットボールチャンネル

久保建英、ビジャレアルで待つ新たな11人の仲間。起用ポジションは? トップ下か、ナイジェリアのロッベンと競争か?

ビジャレアルとは

日本代表MFの久保建英がビジャレアルに期限付き移籍することが決まった。保有元のレアル・マドリードと同じラ・リーガ1部に所属するビジャレアルはどのようなチームなのか。今回フットボールチャンネル編集部では、久保の新たな仲間となる11人を予想スタメンから紹介する。
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 ビジャレアル・クルブ・デ・フトボル(ビジャレアルCF)はスペイン東部、バレンシア州カステジョン県にある人口約5万人のビジャレアルを本拠地とするクラブ。同州に本拠地に置くバレンシアFC誕生の4年後、1923年にクラブは創設された。

 今では1部で上位を争うクラブとして知られているが、歴史の大半を3部(4部相当)以下で過ごしている。1987年に2部B(3部相当)、92年に2部、そして98年に初めて1部昇格を果たした。その後は2度の2部降格を経験したが、ほとんどのシーズンを1部で過ごしている。

 04/05シーズンから指揮を執るマヌエル・ペジェグリーニはビジャレアルを上位へと押し上げた。これまでの最高位は2位で、07/08シーズンに記録している。スペイン代表のジョアン・カプデビラやマルコス・セナ、フランス代表のロベール・ピレスが中心選手で、20代前半だったディエゴ・ゴディン、サンティ・カソルラ、ジュゼッペ・ロッシがレギュラーに定着したシーズンだった。

 ビジャレアルの大きな特徴は育成といわれている。今季は13人のカンテラ(下部組織)出身選手がプレー。ブルーノ・ソリアーノは象徴的存在で、06年のトップチームデビュー以来、クラブ一筋でプレーした。今季限りで現役を退いたが、現代では希少なワンクラブマンだった。

 昨季は14位と低迷したが、今季は5位に入りUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を手にしている。来季からはウナイ・エメリ監督の就任が決定。久保の移籍にあたっては、セビージャをEL3連覇に導いた実績を持つエメリの強い希望があったとも言われている。

 ELとリーグ戦、コパ・デル・レイの3つの大会を戦うビジャレアルにはどのような選手がいるのか。中心選手11人をポジションごとに紹介していく。

GK

セルヒオ・アセンホ(元スペイン代表/背番号1)
生年月日:1989年6月28日(31歳)
今季リーグ戦成績:34試合出場/41失点

 ビジャレアルのゴールマウスを守るのはセルヒオ・アセンホ。18歳のときにバジャドリードの正GKに抜擢され、今季までにラ・リーガ256試合に出場している。

 アセンホは両膝の前十字靭帯断裂の大怪我を計4度も経験している。右足を3度、17年には左足を痛めたが、その度に手術から復活を果たしてきた。不屈の精神力で最後尾からビジャレアルのサッカーを支えている。

DF

マリオ・ガスパール(元スペイン代表/背番号2)
生年月日:1990年11月24日(29歳)
今季リーグ戦成績:25試合出場/0得点2アシスト

 今季限りで引退したソリアーノに代わってキャプテンマークを巻いてプレーしたマリオ・ガスパールは、長年に渡ってビジャレアルの右サイドを担っている。今季はエイバルから加入したルベン・ペーニャとポジション争いを繰り広げたが、22試合に先発している。

 豊富な運動量で右サイドを上下動し、攻撃でも守備でも貢献できる。182cmの体躯を持つガスパールはセンターバックとしてもプレーが可能で、ELとリーグ戦を並行して戦う来季も不可欠な存在になるだろう。

ラウール・アルビオル(スペイン代表/背番号3)
生年月日:1985年9月4日(34歳)
今季リーグ戦成績:36試合出場/1得点0アシスト

 6シーズンぶりに戻ってきたスペインの地で、34歳になったラウール・アルビオルは躍動した。リーグ戦はほぼフル稼働で、昨年10月以降はスペイン代表に定着している。

 センターバックにも足元の技術が求められる現代サッカーにおいて、アルビオルはその基準を満たしていないかもしれない。しかし、これまでプレーしたバレンシア、レアル・マドリード、ナポリ、そしてスペイン代表にタイトルをもたらしてきた。その無骨でクレバーなプレースタイルはビジャレアルでも不可欠なものとなっている。

パウ・トーレス(スペイン代表/背番号4)
生年月日:1997年1月16日(23歳)
今季リーグ戦成績:34試合出場/2得点1アシスト

 6歳からビジャレアルのアカデミーでプレーするパウ・トーレスはマラガでの武者修行を経て、今季から再びビジャレアルでプレーしている。開幕からレギュラーを掴むと、スペイン代表にも選ばれ、デビュー戦でいきなりゴールを決めている。

 左利きで足下の技術に優れた現代的なセンターバックで、アルビオルとは良い補完関係となっている。バルセロナが獲得に興味を示していると言われているパウはファンからの人気も高く、4月にクラブの公式Twitterが行ったアンケートでは、そうそうたるメンバーと並んで歴代ベストイレブンに選出されている。

アルベルト・モレーノ(元スペイン代表/背番号18)
生年月日:1992年7月5日(28歳)
今季リーグ戦成績:18試合出場/0得点0アシスト

 セビージャで活躍し、スペイン代表にも選ばれたアルベルト・モレーノだが、リバプールで居場所を失い、5シーズンぶりにスペインに戻ってきた。前半戦は筋肉系のトラブルで欠場が続き、生え抜きのハビエル・キンティジャにポジションを譲ったが、後半戦はレギュラーに定着している。

 スペイン人らしい攻撃的な左サイドバックで、精度の高いクロスが大きな武器になっている。リバプールでは守備の軽さが指摘されたが、それを補えるだけの足下の技術を持つ。キンティジャとのポジション争いは、ELを控えるチームにプラスに働くだろう。

MF

ビセンテ・イボーラ(スペイン/背番号10)
生年月日:1988年1月16日(32歳)
今季リーグ戦成績:34試合出場/1得点2アシスト

 レバンテで育ったビセンテ・イボーラは、セビージャの主力に成長した。17年夏に移籍したレスターでレギュラーの座を掴めなかったが、昨冬にビジャレアルに加入。背番号10を背負うイボーラは190cmの長身を活かしたフィジカルと確かな足下の技術を持ち、攻守に欠かせない存在となっている。

 今季は中盤の底でアンドレ=フランク・ザンボ・アンギサと並んでプレーすることが多かった。しかし、アンギサはフラムからの期限付き移籍で、プレミアリーグ昇格を決めた保有元に復帰する可能性もある。その場合、アンカーからトップ下まで中央のポジションをこなせるイボーラの重要度はさらに高くなるだろう。

マヌ・トリゲロス(スペイン/背番号14)
生年月日:1991年10月17日(28歳)
今季リーグ戦成績:29試合出場/2得点4アシスト

 マヌ・トリゲロスはビジャレアルのカンテラ出身で、一時はアンドレス・イニエスタの後継者と呼ばれたこともある。手術を受けた昨季は思うようなパフォーマンスを見せられなかったが、高いパスセンスや広い視野は折り紙付き。ボランチやインサイドハーフでプレーするトリゲロスは4アシストをマークしている。

 今季はカソルラが10得点9アシストと全盛期を思わせる大活躍を見せたが、来季はシャビ・エルナンデスが監督を務めるアル・サッドでプレーすることが決まった。カソルラの抜けたトップ下のポジションは久保とトリゲロスが争うことになるかもしれない。

サムエル・チュクウェゼ(ナイジェリア代表/背番号11)
生年月日:1999年5月22日(21歳)
今季リーグ戦成績:37試合出場/3得点2アシスト

 アーセナルをはじめ、数多くのクラブから注目を浴びている21歳の若きアタッカー。アフリカ人らしい身体能力の高さが特徴的な選手で、とくにスピードに関しては世界トップクラスのものが備わっている。それに加え技術力も申し分なく、鋭いドリブルや効果的なパスで違いを創出。そのプレースタイルから「ナイジェリアのロッベン」とも称されている。

 そんなナイジェリアが生んだ逸材は、ビジャレアルで右サイドのファーストチョイスとして躍動している。そのため、今夏加入が決まった久保とポジションを争うことになりそうだ。確かな成長を見せる快速アタッカーからポジションを奪うのは容易ではないが、果たしてその牙城を崩すことができるのか。熾烈を極めそうな定位置争いから目が離せない。

モイ・ゴメス(スペイン/背番号23)
生年月日:1994年6月23日(26歳)
今季リーグ戦成績:37試合出場/5得点4アシスト

 ビジャレアルのカンテラ出身選手で、2011年に17歳という若さでトップチームデビューを果たしている。その後はヘタフェやスポルティング・ヒホン、ウエスカでプレーしていたが、昨夏に古巣へ復帰。その際には「僕はここに戻ってくることが夢だった」、「ビジャレアルは僕の人生のクラブ。すべてを与えてくれた」と話すなど、チームへの愛を強調していた。

 緩急を巧みに使い分けたドリブルを得意としており、長短を織り交ぜたパスで攻撃のグレードを高めることもできる。また、左右両サイドだけでなく中央でのプレーも可能と、チームのスタイルに応じて柔軟に対応できる点も非常に魅力的だ。2019/20シーズンはリーグ戦5得点4アシストという成績だったが、果たして新シーズンはどこまで結果を残せるだろうか。

FW

ジェラール・モレノ(スペイン代表/背番号7)
生年月日:1992年4月7日(28歳)
今季リーグ戦成績:35試合出場/18得点5アシスト

 2019年にスペイン代表デビューを果たした国内屈指の点取り屋。2018/19シーズンはリーグ戦8得点に終わったが、翌シーズンはその失速を巻き返そうと言わんばかりの活躍を見せ、リーグ戦35試合の出場で18得点を叩き出してチームをヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に導いた。個人としてもスペイン人最多得点者に贈られるサラ賞を受賞。イエローサブマリンのエースとしての仕事を見事に果たした。

 左利きのストライカーはボールを引き出す動きが抜群に上手く、シンプルにクロスを合わせたり意外性のあるドリブルから強烈なシュートを放ったりと、得点パターンも非常に多彩。ペナルティエリア内などでの落ち着きぶりも光っており、少ないチャンスを確実に仕留める技術力はピカイチと言えるだろう。クラブの顔でもあったサンティ・カソルラが去った今、この男への期待は果てしなく大きいと言える。

パコ・アルカセル(スペイン/背番号17)
生年月日:1993年8月30日(26歳)
昨季リーグ戦成績:11試合5得点1アシスト(ドルトムント)、13試合4得点2アシスト(ビジャレアル)

 パコ・アルカセルはバルセロナやドルトムントで主にスーパーサブとしてプレーした。ドイツでは公式戦47試合で26得点を挙げたが、アーリング・ハーランドの加入などもあり、今年1月にビジャレアルに完全移籍で加入している。

 パコ・アルカセルは類い稀な得点感覚を持っている。175cmと上背はないが、ゴール前でマークを外す動きや、GKの動きを見極めたシュートは非常にうまい。生粋のフィニッシャーは久保の加入によってその特徴をさらに活かすことができるかもしれない。

【了】

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