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空音「Hug feat.kojikoji」若者から絶大な支持を誇る楽曲の歌詞を徹底考察!

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空音「Hug feat.kojikoji」若者から絶大な支持を誇る楽曲の歌詞を徹底考察!

再編された「Hug feat.kojikoji」の歌詞を考察


▲空音 / Hug feat. kojikoji (Album ver.) -Official Music Video-

ヒップホップシーンを牽引する新世代として注目を集める、19歳男性ラッパー・空音(そらね)。

彼がSNS界隈で人気急上昇中の女性シンガー・kojikojiとタッグを組み、生み出した『Hug feat.kojikoji』は若者を中心にヒットした人気楽曲です。

この楽曲は空音のアルバム「Fantasy club」に収録される際に、一部歌詞とメロディが変更され『Hug feat.kojikoji(Fantasy club ver.)』としてニューリリースされました。

この記事では、新たに再編された『Hug feat.kojikoji(Fantasy club ver.)』の歌詞の内容を考察していきます。



この楽曲の特徴は、アメリカのカートゥーンアニメとキラキラに輝いたティーンエイジャーの脳内を、ラップに乗せて具現化したようなコミカルな歌詞です。

歌詞中に頻出する「エイリアン」や日本語と英語が入り混じったフレーズは、その特徴をよく表しています。

冒頭の歌詞からわかるように、この物語は地球がエイリアンに侵略されるところから始まります。

そして、エイリアンが地上に降り立ち大騒ぎの状況で男女が楽観的に愛を歌う、というのが物語の大筋です

前述した通り「シェフが作ってたナポリタンが踊り出す」のように、無機物に命が宿ったようなカートゥーン的な表現が、この楽曲の世界観を上手く引き出していると言えます。

ファンタジー感溢れる世界観





こちらは情景描写のフレーズとなっています。

凶暴であろうエイリアンに対して「なぜか”惑星”に忘れたみたいでさ」と皮肉を言うとこが、なんとも若者らしさを感じますね。

「あの子はUFOに吸い込まれたのさ」と、危機的な状況にあることも適度に描かれています。

後半部分は主人公である男女の状況を描いていますが、一見しただけでは曖昧な表現に思えてしまうため、その内容を捉えづらいでしょう。

「一方その頃planet treeで僕ら Rabbitが地球に落ちてくのを見てた」

この「planet tree」とは空を木に見立てた空音の造語で、その木に惑星が実っているようなイメージだと彼は過去のインタビューで語っています。

つまり「木に成った惑星に座って僕らは、Rabbitが地球に落ちてくのを見てた」ということになります。

また、この「Rabbit」はおそらく月のことです。

月の模様をウサギに見立てた通説から、月をRabbitと暗喩的に表現したのでしょう。

エイリアンの襲来に加えて月まで地球に落下したとなれば、アダムとイブも首を傾げざるを得ないですよね。

世界観に隠されたテーマとは?





このフレーズにも楽曲の世界観を余すことなく描いた表現が多彩に登場します。

性行為をほのめかす象徴的存在の「kissmark」は、大人の階段を登る若者の心情をよく表しており、「てんとうむし」と「寝癖」の組み合わせは意味がわからなくても、どこか可愛いらしいポップなイメージを抱くことができます。

「指に光をためて撃つ」も、若者文化を代表するコミカルなアニメ・漫画的表現です。

「愛してるは〜」に続く後半部分の歌詞は『Hug feat.kojikoji(Fantasy club ver.)』で変更されたフレーズです。

元々の歌詞は「君を愛してるAlien どこからともなく聞こえる音に揺れてる」となっており「君を愛してるAlien」の部分は、2000年に大ヒットしたキリンジ「エイリアンズ」の歌詞とメロディをそのまま引用したものでした。

変更前は明らかにオマージュの意図が前面に出たフレーズとなっていましたが、変更後は楽曲の世界観に馴染んだ自然なワードチョイスとなっています。




上記はサビの歌詞になりますが、このフレーズが最も楽曲の色を表していると言っても過言ではないでしょう。

エイリアンが襲来中とは思えない、緊急事態とは双極にあるメルヘンでコミカルな歌詞。

これこそが、この楽曲の魅力です。

Mellowやドレミなど、音楽に関する言葉とLoveで彩られる世界。

この世界では音楽と愛がエイリアンよりも、何よりも強い存在なのかもしれませんね。

音楽と愛は何者にも勝る。

そんなテーマが隠されていることが、この曲からは読み取ることができます。


TEXT 富本A吉

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