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ピカソの静物画に隠されていた未知のデッサン。X線と赤外線センサーで明らかに

カラパイア

ピカソの絵画に隠し絵
ピカソの絵画に隠し絵 image by:Art Institute of Chicago

 ピカソの有名な作品の下に、未知のスケッチが隠されていたことがわかった。専門家がX線やサーモグラフィなどを使って、キャンバスのひび割れを調べたところ明らかになった。

 ピカソの1922年の名作『静物画』の絵の下に描かれていたのは、ピッチャー、カップ、椅子の上に置かれた新聞のようなもののデッサンだった。

静物画の下に隠されたデッサン


 今回隠れたデッサンが発見されたのは、1922年に描かれた静物画である。

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デッサンが隠されていたピカソの静物画(1922年)
image credit:Art Institute of Chicago


 「パブロ・ピカソ」は、生涯で5万点以上の作品を生み出した最高の芸術家のひとりだが、よく一度描いたものの上に再び絵を描き、キャンバスを再利用していたことで知られている。

 今回、X線や赤外線撮像によってこの作品を調べたところ、ピカソが最初は新古典主義の静物画を描いていたことがわかった。

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静物画に隠されたデッサンの赤外線画像
image credit:Art Institute of Chicago

 デッサンの場面は、彼がかつて住んでいたパリ、ラボエティ通り23の自宅兼アトリエのインテリアのようで、彼の多くの作品に主題として登場する。

 ピカソは最初のデッサンを鉛白で白く塗りつぶして消していた。

 この塗りつぶしに関して、この作品が展示されているシカゴ美術館の研究者たちは、異例なケースだと言っている。

この白い塗りつぶし部分が、ピカソの仕業にしてはどこか変だったのです。彼はよく、初期の作品の上に直接次の絵を描いて、下にある絵の残像が透けて見え、最後の絵になんらかの影響を与えるようにするのですが、塗りつぶしてすっかり消してしまっているこの作品はやり方が違います

 隠された絵が見つかっただけでなく、保存や修正がなされた初期の試みもいくつか発見されたという。

 表面のひび割れにはアクリル樹脂と絵の具が入り込んでいた。これらは取り除くことができ、それによって、もともとの色の輝きが明らかになる。この方法は、現代の保存技術にも役立つ。

 パブロ・ピカソは、91歳でフランスで亡くなった。多くの作品を残し、20世紀のもっとも才能ある芸術家としてその名は語り継がれている。

References:iflscience / livescience/ written by konohazuku / edited by parumo

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