
『写真:JMPA』
アメリカのドナルド・トランプ大統領が11月5日に初来日した。安倍首相と一緒にゴルフや鉄板焼きを楽しんだり、天皇皇后両陛下と会見するなど、2日半の間に様々な公務をこなしていた。
実は、公務中のトランプ大統領のそばを片時も離れないものがある。核兵器の発射ボタンだ。通称 “フットボール” と呼ばれる、重さ約20キロの黒革で包まれたジェラルミン製バック。軍の正装に身を包んだ5人の将校によって、交代で持ち運びされている。
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迎賓館では、トランプ大統領の後に続いた女性が “フットボール” を重そうに運んでいた。
2016年8月、この核ボタンについてCNNが報じている。元将校のピート・メツカー氏は「実はもう一つのフットボールが副大統領の元にある。詳しくは明かせないが、フットボールの中には通信機器が入っている」と証言している。
元ホワイトハウス軍事局のトップ、ビル・ガリー氏が1980年に著書で明かした情報によると、中身はボタンではなく、4つの重大なファイルで構成されているという。