蒼井優、最低男演じた松坂桃李に「おもしろいくらいクズ、本人のことは知らないけど!」
蒼井優、最低男演じた松坂桃李に「おもしろいくらいクズ、本人のことは知らないけど!」
沼田まほかるの同名小説を映画化した『彼女がその名を知らない鳥たち』。公開初日に、梅田ブルク7(大阪市)で舞台挨拶がおこなわれ、蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李、竹野内豊、白石和彌監督が登壇した。
「共感度ゼロ」のキャッチコピーが話題となっているこの物語は、誰彼構わず恋愛に依存してしまう女・十和子(蒼井)、彼女に足蹴にされながらも一緒に暮らして尽くす男・陣治(阿部)、そして十和子に群がる水島(松坂)、黒崎(竹野内)という男たちの運命を描いている。

2016年10月頃に大阪で撮影された。「両親が大阪出身」という蒼井は、関西弁での台詞について「耳馴染みはあるけど、自分の(台詞の)言っている音が違うなって、よく気になっていた。(関西弁指導の)サリngRockさんから細かく教えてもらいました。どこが難しいではなく、(台詞に関西弁の)音程をあてて、そこに感情を出していかなくてはいけないので」とかなり苦戦。

また妻がいながらも迫ってくる水島、自分の出世のために異常な要求を突きつける黒崎という二人の卑劣な男について、蒼井は「竹野内さんとのシーンは悲しみで演じていたので(感情を)乗せられたけど、水島は段々と腹が立ってきた。おもしろいくらいクズ。本人(松坂)のことはよく知りませんけど」と松坂、竹野内の顔を伺った。

阿部は、「大阪に1か月くらい住んでいた。泊まっていたホテルではテレビも観ずに、関西弁のことばかり考えていた。いい加減にして欲しいってくらい、関西弁のことを考えていた。もともと劇中に“アンジェリーナ・ジョリー”と言う台詞もあったんだけど、普通に言っていいのに関西弁みたいになっちゃって、アンジェリーナ・ジョリーの発音も分からなくなった」と苦笑い。

蒼井が「おもしろいくらいクズ」と表現した水島については、阿部は「最悪、最低。嫌い。男として好きじゃない」と松坂を見ながらピシャリ。ただ、自分が演じた陣治は見た目が不潔という点については「汚されるのが楽しかった。監督も『もっと汚せ!』と怒鳴り散らしていた」と満足そう。

蒼井、阿部から散々な言われようの水島になりきった松坂は、「意外と、水島みたいな男は多いんじゃないですか」と弁明。それでも水島が痛い目に遭う場面については、「あの階段のシーンは、スカッとした。そこで水島への怒りを消化してください」と呼びかけた。

竹野内は、登壇してすぐの挨拶のとき、お客さんから「声が小さい!」とツッコミを入れられ、マイクの音量を気にするあまり地声で喋り出す場面も。

阿部が「竹野内さんにダメ出しする!?」と冷や汗をたらすほどの痛烈な洗礼を浴びつつ、竹野内は「黒崎みたいな人がいないことを信じたい。こういう人がいたら困る」と今回演じた黒崎にダメ出し。最後はマイクの音量があがって「おお、大きい」と嬉しそうな顔をみせた竹野内は、「すべてのシーンにおいて美しい描写がある」とオススメ。

そして最後に蒼井が、「(本作には)心から尊敬していて、出会えて良かったと思える中島しゅうさんの最後の作品になっています。しゅうさんはとてもチャーミング方ですが、この映画では気持ち悪さが全面に出ていて、しゅうさんを目に焼き付けてほしい」と、舞台出演中の事故で2017年7月に亡くなった俳優・中島しゅうさんを偲んだ。

映画『彼女がその名を知らない鳥たち』は全国公開中
(更新日:2017年11月8日)

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