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西武・田村伊知郎「プロ向きの性格」と首脳陣も評価する右腕/新天地1年目を終えて

週刊ベースボールONLINE


さらにレベルアップを果たして、来年は常時一軍で投げたい

 新人合同自主トレ初日から図抜けた体力を鍛え抜いた体でアピールし、春季キャンプA班を勝ち取ると、オープン戦の最後まで一軍に帯同し続けた田村伊知郎。開幕一軍入りは果たせなかったが、それでも最初からトップレベルに身を置いて課題を見つけられたことは、大きかった。

 一軍デビューへ向け、ファームでは「落ちる球を身につける」ことをテーマに取り組んだ。西口文也投手コーチ(当時二軍)からチェンジアップ、スライダーを学び、試合で使える球を増やした。同時にプロという新しい環境にも慣れ、直球にも本来の球威がよみがえり、5月7日に念願の一軍初昇格を果たした。

 一軍でも引き続き落ちる球の模索を続けた。6月に急逝した故・森慎二コーチがつきっきりでフォークを伝授。「だいぶ良いけど、もう少し」と志半ばで他界した恩師のためにも、この先、自身のウィニングショットとすべく精度を磨き続ける。

 結果として、5月7日から6月6日、8月6日から8月20日までの一軍登録で、中継ぎとして12試合、防御率6.91の成績で1年目を終えた。その期間、常に「明日なき戦い」と自らに言い聞かせ、後悔のないよう全力で腕を振ることだけに専念。

「全力で投げた結果、打たれたのであれば、単純に技術が足りなかったからだという反省で終われるので」

 だからこそ、二軍落ちを真摯に受け止めることができ、レベルアップだけに懸命に励めていたのだ。

「練習はするし、前向きだし、プロ向きの性格」と、どの首脳陣も評価する。今年の経験を、必ずや来季につなげるだろう。

写真=BBM

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