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ビートたけしの弟子の育て方は「すべてを経験させること」

SmartFLASH

『写真:AFLO』

 

 北野武(ビートたけし)監督には映画についてインタビューをしたことがある。彼の作品『アキレスと亀』(2008年)についての取材で、同作品は絵画がテーマとなっていることもあり、映画の内容だけでなく美術についても尋ねた。

 

 だが、もっともわたしの記憶に残っている言葉は映画や美術の話ではない。現在も務めている東京藝術大学大学院映像研究科の特別教授(当時)として、「学生に何を教えているか」だった。

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 わたしの問いに対して、ちょっと考えた後、彼はこう答えた。
「学生たちをいちばんいいフランス料理店に連れていって食事させること」

 

 映像の演出方法についても教えているのだろうけれど、彼は映画についての知識よりも、「学生に経験をしてもらう」ことが大切だと繰り返していた。

 

 たとえば、一流のフランス料理店でソムリエが出てくるシーンを撮るとする。その場合、映画監督がフランス料理店を経験していなければ映画を撮ることはできない。店内の様子やウェイターやソムリエがどういう動きをするのかを知らなければ映像にならない。

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