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ROCKETMAN「どうにかなりそうfeat.トミタ栞」可愛さの裏側にある歌詞の説得力に迫る!

UtaTen

ROCKETMAN「どうにかなりそうfeat.トミタ栞」可愛さの裏側にある歌詞の説得力に迫る!

「どうにかなりそう」な抑えきれない衝動


▲どうにかなりそう feat.トミタ栞 -SHORT EDIT- / ROCKETMAN

中毒性のある浮遊感のあるサウンドが特徴の『どうにかなりそう』は、トミタ栞自身がこの楽曲をバックに可愛い振り付けのダンスを踊り、TikTokに投稿したことで注目を集めました。

2020年7月1日にリリースされたROCKETMAN『どうにかなりそうfeat.トミタ栞』。

アーティストのROCKETMANとは、タレントのふかわりょうの音楽活動名義です。

ふかわりょうは他にも「ryo fukawa」の名義で、ボーカロイド楽曲を手掛けており『どうにかなりそう』は、彼のボカロ曲がオリジナルとなっています。

この記事では、そんな楽曲の歌詞を考察していきます。




ボカロ曲が元となっただけあり、エレクトロ感が強いテクノポップを基調としたこの楽曲は、独特の中毒性と浮遊感を持っています。

そんな特徴を引き出すような言葉選びがされた歌詞は「どうにかなりそう」な人物の心境を見事に表現しています。

「愛のない世界に愛想尽きて」から愛に飢えていることがわかりますね。

「邪魔な言葉の相手してる」など他に類を見ない独特な言い回しもこの楽曲の特徴です。

「一人で生きてく勇気もなく」ということは裏を返せば、どうしても誰かと愛を分かち合って生きていたいということでしょう。

愛を求めて「どうにかなりそう」な時、音楽を聴いても右から左に流れてしまい頭に入らないのはあなただけではないようです。

尾崎豊のオマージュも?





このフレーズに何か違和感はありませんか?

「盗んだバイクじゃあるまいし」「小さなベッドは軋まない」

言葉の意味がよくわかりませんよね。

実はこれ、尾崎豊の楽曲のオマージュとなっていて、前者は思春期真っ只中の15歳の心を「盗んだバイクで走り出す」と表現した『15の夜』。

後者は「軋むベッドの上で優しさを持ち寄り」と若者の愛を描いた『I love you』を指しています。

2曲とも日本を代表する名曲ですが、ここではこれらを否定する形で登場します。

思春期の特徴の代名詞とも言える「盗んだバイク」は「大人の対応になっていない」というフレーズから、子供じゃないんだからという意味で続いていると考えられます。

「軋むベッド」はこれよりも前のフレーズ「流行りの音楽じゃ満たされない」から推測すると、ありきたりなラブソングを否定するために用いられているのでしょう。

このようなオマージュを取り入れるこだわりも、この楽曲の一つの魅力です。

「どうにかなりそう」説得力の理由





この楽曲を象徴するサビの歌詞です。

このフレーズは「あなたに会いたくて」「あなたが好きすぎて」「あなたと逝きたくて」と形を変えて3回登場します。

歌詞はシンプルですが、はやる気持ちを急き立てるようなサウンドに乗って繰り返されることで、本当に「どうにかなりそう」な衝動性を感じることが出来ます。

その説得力を強めているのはサビ以外の歌詞の情景描写でしょう。




愛する人と眠りについて共に朝を迎えることは、この上なく幸せを感じる瞬間です。

「手を繋ぐ」「キスをする」などわかりやすい愛情表現ではなく、生活の上に成り立つ愛の表現として、このフレーズが使用されています。

このことから「どうにかなりそう」な気持ちの大きさを測ることが出来ます。

この楽曲の歌詞の最大の魅力は、何事にも手が付かなくなってしまう焦燥感と愛を求める表現のリアリティでしょう。

自分では上手く言葉に出来ない感情を、最適な答えで提示してくれている歌詞だと感じる人も多いはずです。

『どうにかなりそう』を聴きすぎて「どうにかなりそう」とならないように気を付けてください。


TEXT 富本A吉

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