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MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング6位~10位。制球力抜群の韓国左腕、有名歌手“じゃない方”も(2019シーズン版)

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MLB最高の選手は誰だ! 投手総合能力値ランキング6位~10位。制球力抜群の韓国左腕、有名歌手“じゃない方”も(2019シーズン版)

【総合10位】ルーカス・ジオリト


 
 198センチの長身から投げ下ろす大型右腕。デビュー3年目の18年に先発ローテーションに定着すると、昨季は2完封含む3完投(リーグ最多)など勢いに乗った1年を送った。
 

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 176回1/2で228奪三振は圧巻の一言だ。また、昨季はリーグ最多の90与四球と制球に苦しんだが、今季は57個まで減らす変貌ぶり。WHIP(1イニングごとに許した出塁数の平均)も1.48から1.06まで劇的に改善した。3完投のスタミナも魅力的だ。
 
 今季途中、テイクバックの小さなフォームに変えて制球力が向上。打者の打ちづらさも増した。投球の軸は、高い点から放たれる直球が投球全体の55%、チェンジアップが26.2%。スライダーやカーブも操り、良い時は手の付けられない存在と言える出来だった。
 
 25歳という年齢も考慮すると、大きな将来性を持つジオリト。残された課題は、シーズンを通じてローテーションを守り、チームを勝利に導くことだろうか。更なる技術の向上に加え、フィジカル面も含めたレベルアップに期待大だ。

【総合9位】ザック・グレインキー


 
 “孤高の存在”であるベテランのグレインキー。その投球は円熟味を増し、見る者を唸らせる。昨季途中にヒューストン・アストロズに移籍し、ワールドシリーズ進出に貢献した。
 
 シーズン途中までに10勝を挙げ、世界一を目指すアストロズに移籍。その後は10試合で8勝を挙げてチームの快進撃を支えた。MLB通算200勝、自身6度目のゴールドグラブ賞に加え、自慢の打棒でもキャリアハイの3本塁打、打率.271、OPS.888と絶好調だった。
 
 直球は平均89.9マイル(約143キロ)と、10年前に比べて約7キロ遅くなっているが、成績は全盛期に劣らないものだった。カギは7種の変化球で、いずれも制球良く投げ込む。特にカーブは平均70.6マイル(約114キロ)で、打者をあざ笑うかのようだった。
 
 投球スタイルは年を追うごとに技巧派にシフトしており、自身の守備力も含めて総合的に“負けない”投手として活躍。だが、懸念されるのは年齢による衰えだろう。アストロズは先発の軸コールが流出し、残る投手陣にかかる重責に応えられるだろうか。

【総合8位】柳賢振


 
 けがに泣くシーズンも経て、選手としての全盛期を迎える韓国人左腕。今オフ、トロント・ブルージェイズ入りが決まった。本ランキングでは左腕としては1位となった。
 
 柳の代名詞といえば針の穴を通すコントロールで、今季途中まで防御率1点台を守り、最終的には2.43でMLB1位に輝いた。さらに、与四球はわずか24個で、9回あたりに与えた四球平均数は1.18個。サイ・ヤング賞の投票でも2位となった。
 
 190センチ115キロという恵まれた体格から極めて高い精度の変化球を操る技巧派左腕だ。昨季は初めてチェンジアップの投球割合が直球を超え27.5%。カットボール、シンカー、カーブ、スライダーを自在に操り、的を絞らせない投球で打者を翻弄した。
 
 今オフにはブルージェイズに入団が決まり、元NPBの山口俊投手やラファエル・ドリス投手らとも同僚になった。現役最強左腕が見据える先は常勝ドジャースでも届かなかった悲願の世界一。新天地でも持ち味を活かし、輝かしい活躍が期待できそうだ。

【総合7位】 シェーン・ビーバー

 
 有名歌手ジャスティン・ビーバー氏と同姓であることからつけたニックネームで注目される右腕だが、選手としての実績も積み上げている。オールスターゲームMVPも獲得した。
 
 11勝を挙げたデビュー初年度の18年に続き、15勝と躍進した今季。武器は抜群の制球力で、9イニングあたりに与えた四球の平均数はリーグ1位となった。オールスターには5日前に代替選手として選出されたが、5回に登板して三者三振。MVPに輝いた。
 
 直球、スライダー、カーブが投球の9割以上を占めるシンプルなスタイルで、ゾーン内に次々と投げ込むのが特徴。カットボール気味のスライダー、速く急激な変化を見せるパワーカーブがコーナーの隅に決まる直球を引き立てる。
 
 24歳という若さですでに通算26勝と、大きな可能性を感じさせるキャリアを歩んでいる右腕は将来性も抜群だ。近い将来、『ビーバーと言えば』という場面でシェーンの名前が頻繁に上がることになるかもしれない。

【総合6位】ジャック・フラハティ


 
 こちらもデビュー3年目にして圧巻の成績を残した右腕がランクイン。昨季先発ローテーションに定着すると、今季は年間を通じて投げ抜き、エースとして君臨した。
 
 11勝という部分をみれば平凡にも思えるが、特筆すべきは投球の質だ。WHIP (1イニングごとに許した出塁の平均)はデグロムと並んでリーグ1位、防御率はMLB6位で、安定感抜群の投球を披露した。守備面も評価され、ゴールドグラブ賞の候補にも選出された。
 
 投球の軸は5割近くを占める直球と27.6%のスライダーだ。オーソドックスなフォームで、特筆すべき球速や驚くような変化球は持たないながら、9回あたりの被安打平均数は6.19でリーグ1位。“総合力で打たせない投手”と言えるだろう。
 
 技術やフィジカルの進歩が著しく、選手の入れ替わりが多い現代MLB。若くして素晴らしい成績を残すフラハティですら、進化して生き残っていくことが求められそうだ。チームを勝たせる投手へ、その右腕にかかる期待は大きい。

 
 
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