不倫妻はなぜ一線を越えてしまうのか?「金魚妻」「出前妻」「見舞妻」…不倫短編マンガの背徳感にドキドキ
不倫妻はなぜ一線を越えてしまうのか?「金魚妻」「出前妻」「見舞妻」…不倫短編マンガの背徳感にドキドキ
青年コミック誌『グランドジャンプ』にて連載していた黒澤Rによる話題のマンガ『金魚妻』。“不倫”をテーマに一線を越えてしまった人妻たちのエピソードを描く、ネットで人気の本作あらすじと魅力について紹介する。

■金魚のようにか弱いが逞しい「金魚妻」

専業主婦の平賀さくらはある日、金魚を飼うために購入した水槽が原因で夫の機嫌を損ねてしまう。水槽を返品するため「金魚のとよだ」を尋ねるが、店長は屋上養魚場に水槽を置いて飼えばいいとさくらに提案。
優しい言葉を掛けてくれる店長にさくらは夫の浮気を吐露する。

金魚を選びながら親しい言葉を交わすうちにさくらと店長は体を重ねてしまう—。
所々で金魚とさくらが重なる文学的な香りのする作品。
最後にボロボロに傷ついた金魚が、すっかり元気を取り戻したさくらを思わせるラストシーンが印象的。

■家庭での疎外感を外で埋めていた「出前妻」

夫の家族と切り盛りする蕎麦屋・岡崎庵を手伝う岡崎杏奈は、家族の中に居場所のなさを感じていた。
クレーム客で知られる五味田から注文の催促電話を受けて出前に向かうが、実は杏奈は五味田と関係をもっていた。
それは激しい雷雨で帰れなくなった杏奈を、五味田が部屋へ上げたときのこと。
突然の停電をきっかけに五味田が杏奈に触れそのまま肉体関係に—。

自分の居場所を見つけられずに悩む杏奈が、夫も家族も思いも寄らない場所で憂さ晴らししているというリアル感にドキリとさせられるエピソードだ。

■ネトラレ趣味の夫に翻弄される「弁当妻」

保ヶ辺朔子は夫以外に男は知らない清純な妻。
結婚8年目でマンネリ化が進みセックスレスに悩む夫の保ヶ辺は、部下の津多に朔子とのセックスをお願いする。津多は即答で断ったものの、保ヶ辺宅で食事をごちそうになるうちに、徐々に朔子と親しくなっていく。

保ヶ辺に言われるがまま朔子とスキン・シップを続ける津多は次第に朔子を好きになってしまうが、同じ想いを抱えた朔子も津多に告白して2人は愛を確かめ合ってしまう。

夫婦交換のリスクについて考えさせられるエピソード。夫以外に男を知らなかった朔子が津多に惹かれていく様がいい。

■家族を思いやりながらもしたたかな「見舞妻」

ある日、河北真冬は飲酒運転の上、小2の息子の担任・平野先生を車ではねてしまう。真冬は謝罪とお金を渡すために病院を訪ねるが、平野は代わりに胸を見せて欲しいと要求。
戸惑う真冬に平野の要求はエスカレートしていくが、真冬も嫌ではないことに気づきとうとう一線を越えてしまう。

転職したばかりでイライラと真冬に当たる夫を許容しながら、“女”として自由になりたかった真冬の気持ちが伝わるエピソード。

>漫画「金魚妻」電子コミック配信中
http://music-book.jp/comic/title/331942

夫婦関係に戸惑いや溝を感じはじめた妻たちが、勢いや流れで一線を越えてしまう瞬間を描いた『金魚妻』。女の情動や裏腹を女性作者ならではの繊細な視点で描かれた本作をぜひ。

(更新日:2017年10月11日)

Series シリーズ

Ranking/人気の記事(マンガ/アニメ)

Pick up ピックアップ

人気キーワード

Category カテゴリー

HOME