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高校通算58本塁打のスラッガー、超高校級の「坂本勇人」、左腕ナンバーワン候補など「公立校」にいる逸材たち

高校野球ドットコム

 7月1日から岩手の独自大会が開幕し、だんだん盛り上がりを見せてきた。

 今回は「公立校逸材特集」というテーマで、公立校10名の逸材を紹介したい。

北海道から逸材が続々登場

神山藍人(滝川西)

北海道 市川 竜輝(遠軽)右投げ右打ち 遊撃手 171センチ73キロ

 中学時代から北海道軟式のU-15代表にも選出されている遊撃手。

 トレーナーの指導で肉体改造を行い、アッパー気味のスイングを取り入れ長打率もアップ。また140キロ近い速球を投げる強肩を武器に深い位置からでも指せる強肩が魅力だ。社会人野球の練習に参加し、レベルの高さを痛感した市川は三遊間の打球処理を磨き、守備については強い自信を持っている。目指すは「オホーツクの今宮健太」だ。

北海道 神山 藍人(滝川西)投手
投手をはじめてわずか1年間で130キロ後半の速球を投げ込む好右腕。カットボール、フォークを織り交ぜ、完成度の高い投球が持ち味。目指すは最速145キロ。独自開催される北北海道大会でブレイクを果たす。

福島 沖 政宗(磐城)右投げ右打ち 180センチ75キロ  

 この春、選抜に導いた好投手。最速141キロの速球、6種類の変化球を投げ込む右腕。高校入学当初は怪我が多かったが、食事内容を見直したことで怪我に強くなり、2年秋の公式戦9完投するほどまでに丈夫になる。また2年生までは速球を投げたい気持ちが強かったが、関西遠征で智辯学園打線に打ち込まれたことをきっかけにコントロール重視の投球に切り替えたことで、投球の幅を広げ、投球術が安定。

 実際に話もしてみると、気遣いもできて、謙虚な人柄も魅力的で、話しの組み立て方が大人と会話しているようで、クレバーさが伝わってくる。

 動画を見てもしなやかな腕の振り、滑らかな体重移動は光るものがある。ぜひ活躍を見せることを期待したい。

茨城 黒田 晃大(佐和) 右投げ右打ち 181センチ77キロ
中学から県内の野球関係者から密かに注目を浴びていた右腕はこの3年間で体作りとフォーム改造に取り組み、140キロを超える右腕へ成長。いただいた動画で見ても、しなやかで、鋭い腕の振りは光るものを感じさせ、高校生としてはたくましくなったが、大人の肉体になった時、150キロは十分狙えるのではないか。さらに打撃もよく、夏の独自大会で、一気にブレイクすれば、高いステージでプレーができる選手だろう。

静岡 高田 琢登(静岡商) 投手 左投げ左打ち 177センチ77キロ
 今年の高校生ナンバーワン左腕の呼び声が高い高田。冬場に筋力トレーニングに励み、対外試合では連日の140キロ中盤をマークしている。秋季大会に入ってから今永昇太投手のフォームを参考にしたり、ストレートとスライダー中心の投球からチェンジアップ、カーブを取り入れて、投球の幅を広げたりと、研究熱心な様子が見える高田の進化に注目していきたい。

愛知 柵木 和陽(岡崎工)投手 左投げ左打ち 166センチ61キロ
最速140キロを計測する左腕として、大会が近づくにつれて評判が挙がっている。飛躍のきっかけは、投球術ではなく、フィールディング、牽制技術の向上だ。2年春に愛産大三河戦の負けをきっかけにフィールディング、牽制を徹底的に鍛え、投球に余裕が出たことで、2年秋は全三河大会準優勝、台湾遠征も経験。今年の春の投球練習で140キロに到達。小気味いい腕の振りから繰り出す回転の良い直球を投げ込む姿を見れば、逸材だというのが分かる。初戦の相手は昨秋8強の岡崎学園と対決する。果たして秋以上の成長を見せることができるか。

高校通算58本塁打の阪本和樹(松阪商)は要注目のスラッガー

阪本和樹(松阪商)

三重 阪本 和樹(松阪商)右投げ右打ち
 今年の高校生野手ではトップクラスとなる高校通算58本塁打(6月21日の時点)を記録。スイング軌道、タイミングのとり方と技術的なことは細部までこだわった結果、飛躍的に長打力をアップさせた。実際に打撃練習の動画を見ていても、構えから力みがなく、スムーズなスイング軌道で次々とボールを飛ばしている。木製バットもうまく扱っており、いずれにしても上のステージでも活躍できる素質が備わっている。

島根 岡田 歩大(三刀屋)捕手 右投げ右打ち 180センチ80キロ
 全国的には無名だが、180センチ80キロと恵まれた体格からスローイングタイム1.8秒台の強肩、高校通算14本塁打を記録する強肩強打の捕手だ。キャッチングも矢上(島根)の元プロの山本翔監督から練習法を学び、キャッチング技術も向上させた。夏では昨秋、中国大会出場した出雲西と同ブロックに入ったが、攻守ともに実力を発揮し、活躍を見せていきたい。

佐賀 唐津商・市丸 紘樹(遊撃手)&坂本 勇人(捕手)昨秋九州大会出場の原動力となった市丸選手と坂本選手にも注目だ。

市丸は6月の時点でチームトップとなる高校通算19本塁打を誇る左のスラッガー。さらに守備でもスプリットステップを取り入れ守備技術を高めた。実際に守備の動画を見ても、三遊間へ深い打球に対して、小刻みなステップで素早く処理しており、攻守ともに優れた逸材だというのが分かる。

巨人の坂本選手と同姓同名の坂本勇人は、スローイングタイム1.85秒、また6月までで高校通算15本塁打を記録している。自慢のスローイングを見ると、しっかりとステップを意識して、力強いスローイングを見せている。強豪校の捕手らしく、プレーからどっしりさがあり、安心感がある。

 市丸、坂本の2人は大学、社会人の野球関係者からも人気株の選手となりそうだ。

 公立校逸材特集は今後も掲載予定!お楽しみに!

(記事=河嶋 宗一)

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