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「井伊家をいかに守っていくのか、南渓さんは相当苦心したに違いありません」小林薫2(南渓和尚)【「おんな城主 直虎」インタビュー】

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 武田軍の侵攻により、井伊谷が焦土と化した。直虎(柴咲コウ)が守って来たものが次々と失われる一方で、井伊谷の民は復興に動き出し、成長した虎松(菅田将暉)も帰還するなど、未来への希望も見えてきた。井伊家が絶えた後も井伊谷を守ろうと尽力してきた南渓和尚は、今後も直虎や虎松を支えて行くことになる。演じる小林薫が、長期に渡る撮影で感じたこと、長い間見守ってきた直虎に対する思いを語った。

-最初のころにお話を伺った際、長い間、大河ドラマに出演してこなかった理由の一つとして、「1年間の撮影は大変だから」とおっしゃっていました。これまで撮影してきて、今のお気持ちはいかがですか。

 健康面も含めてコントロールして行かなければならないので、やっぱり大変だなという気持ちが半分ありますが、こういう機会でなければ出会えない人とも出会えるので、面白いです。僕の身近なところで言うと、昊天役の小松(和重)くんみたいに、小劇場でずっとやってきた人の仕事に対する捉え方や芝居に対する取り組み方なんかは非常に面白いし、ムロ(ツヨシ)くんみたいに、いろいろ活躍している人を見ると、やっぱりセンスが違うなと思います。そういういろいろな人たちから刺激を受けるので、充実感みたいなものはあります。


-第36回で、井伊家再興を諦めるべきか悩む直虎を抱きしめる場面がありました。あの時の南渓和尚の思いはどんなものだったのでしょうか。

 いろいろな気持ちがあったのでしょうが、野球の監督みたいな立場だったのではないかと。例えばプロ野球の試合で、孤軍奮闘するピッチャーが限界を越えているんだけど、誰かが言わないと自分からは降りないだろうということがあります。そんな時、監督がマウンドに行って「もういいよ」と声を掛ける。そんな役割だったのかなと思っています。


-直虎は当主の座を降りて還俗しましたが、南渓和尚としてはホッとしている感じでしょうか。

 寂しい気持ちもあるんでしょうけどね。将棋でも、場合によっては一手打つだけで情勢が全く変わることがあります。

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