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【ネタバレ注意】28人の擬人化宝石たちが繰り広げる繊細で美麗なバトル・ファンタジー・マンガ『宝石の国』

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【ネタバレ注意】28人の擬人化宝石たちが繰り広げる繊細で美麗なバトル・ファンタジー・マンガ『宝石の国』(C)music.jp|マンガ・アニメ 28人もの宝石たちが美しく擬人化され話題となっているマンガ『宝石の国』。2017年10月7日からTVアニメの放送も決定している本作のあらすじや、注目すべき魅力についてご紹介していこう。

■擬人化された宝石たちと月人との闘いを描く『宝石の国』

『宝石の国』は、『月刊アフタヌーン』で連載中のバトル・ファンタジー・マンガ。作者である市川春子の初連載作品だ。28人の宝石たちをメイン・キャラクターに、来襲する月人との戦闘と、主人公・フォスフォフィライトの成長を描く。

10月からはTVアニメの放送が開始される本作。原作の展開と共にアニメについても注目が集まっている。

■微生物によって産み出されたヒト型の宝石たち

物語の舞台は、かつて「にんげん」が存在したとされる世界。海中でインクルージョンと呼ばれる微生物によって生成された無機物から、ヒトの姿をし宝石のからだを持つ生き物が生まれた。

28人の宝石たちはそれぞれ宝石の種類が違い、宝石としての性質も異なる。宝石たちに性別は存在せず、寿命は非常に長い。最年少であるフォスフォフィライトでも300歳、最年長のものは3000歳を優に超える。戦闘や工芸、医療といった役目をそれぞれが持ち、生活している。

■急速に変容する主人公・フォスフォフィライト

宝石たちは、宝石のからだを狙う月人たちとの戦いを繰り返している。主人公のフォスフォフィライトは戦闘に加わることを希望しているが、そのからだの脆さから戦闘に出ることができない。そればかりか、戦闘以外の才能も皆無の自他共に認める“役立たず”だ。そんなフォスフォフィライトにあるとき「博物誌」を編纂する仕事が与えられた。不本意に思いながらも任務をこなしていた。

フォスフォフィライトは、物語の中で両脚を失いさらに両腕を失う。宝石の特性で代わりの両手両脚を得、それに伴って身体能力も飛躍的に向上。しかし、からだの一部を失うとともに記憶の大部分も失い、性格まで変わってしまうことに。フォスフォフィライトの成長ぶりは正しく“主人公的”だが、その過程の特異さは、本作ならではだ。

■美しくも寂寥感に満ちた戦闘シーンに注目

市川春子の繊細で独特な絵柄が、『宝石の国』物語の雰囲気を決定付けている。すべてのコマが1枚絵のように美しい。宝石たちの甘すぎない、正しく中性的な容姿や物語世界の幻想的な描写が、作中に読者を惹き込み、離さない。

特に、戦闘シーンの美しさは本作の大きな魅力の1つだ。宝石たちは破壊されても再生することができる。そのため、激しい戦闘シーンでも、決して凄惨な描かれ方はしない。彼らが破片となって散るシーンは、ひんやりとした無機物の質感をもって、繊細に、静かに表現される。その静けさがかえって物悲しく、読後の胸にじわじわと迫るのだ。

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http://music-book.jp/comic/title/20875

幻想的で独特な世界観が魅力のマンガ『宝石の国』。個性的な28人の宝石たちがどのようなアニメーションになるのかにも注目だ。アニメの放送に先駆けて、原作で予習をしてみてはいかがだろう。

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