長嶋茂雄 痛恨(?)の幻の本塁打【1958年9月19日】

長嶋茂雄 痛恨(?)の幻の本塁打【1958年9月19日】
1年目からプロ野球のど真ん中に立った長嶋茂雄 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわって「その日に何が

1年目からプロ野球のど真ん中に立った長嶋茂雄

 プロ野球の歴史の中から、日付にこだわって「その日に何があったのか」紹介していく。今回は9月19日だ。

「長嶋さんを抜いちゃまずいだろ」

 中日の新人・京田陽太が球団の新人最多タイ、セ3位タイの139安打を放ったとき、森繁和監督がそう言って笑った。

 1958年、立大から巨人に入団したミスタープロ野球、長嶋茂雄だ。1年目から「四番・サード」にどかりと座り、本塁打王(29本)、打点王(92打点)、さらに打率もリーグ2位の.305で、ヒット数はセ最多の153安打をマークした。つまりは、いきなり三冠王に迫ったということでもある。

 1年目から多くの伝説を残しているのが、その1つが9月19日の広島戦(後楽園)の“幻の本塁打”だ。

 1対1の5回二死、広島の鵜狩道夫から左中間スタンドに放り込む28号。ダイヤモンドを1周し、ベンチに戻ろうとしたときだった。広島からアピールがあり、球審からの新しいボールが投手、一塁手と回り、アウト。一塁ベースの踏み忘れだった。28号は、投手ゴロになった。

 グラウンドでは随分悔しがっていた長嶋だが、試合後は「打球が低かったので全力疾走をしていた。はっきり言えませんが、審判があれだけ自信を持っていうのだから僕のミスなのでしょう」とサバサバした口調で振り返った。

 ただ、この“本塁打”があれば、30本塁打の大台に到達、新人年からトリプルスリーを達成していたことになる。

写真=BBM
更新日:2017年9月19日
提供元:週刊ベースボールONLINE

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