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厚労省がすすめる新型コロナ感染防止策を講じた葬儀の実現が難しすぎる?

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厚生労働省が4月15日に「新型コロナウイルスに関するQ&A(関連業種の方向け)」を発表した。


これは新型コロナウィルスの業務上の取扱についてQ&Aを明示しているのだが、その中に「遺体等を取り扱う方に対して」という見出しで注意事項を伝えている。


感染症でなくなった方の葬儀は特別な対応が求められるが、今回はこの発表を葬儀の専門家の手を借りながら読み解いてみる。話を聞いてきたのは心に残る家族葬というサービスを全国展開している葬儀アドバイザーである。

■厚労省がすすめる感染防止策の実現が簡単ではない

まずは厚労省発表のQ&Aについて率直にどう感じるかを伺った。

「Q&Aの内容に忠実に葬儀を施工するとなると葬儀社もご遺族もかなり負担があるだろうと思います」(葬儀アドバイザー)

一体どういうことだろうか。Q&Aの内容を引用しつつかいつまんで説明してくれた。

「『感染拡大防止対策上の支障等がない場合には、通常の葬儀の実施など、できる限り遺族の意向等を尊重した取扱をする必要があります』とあるのですが、通常の葬儀を実施するとなると、この『感染拡大防止対策上の支障等がない場合』の実現が簡単ではありません」


厚労省は遺族と葬儀社のそれぞれにどんな防止対策をすすめているのだろうか。まずは葬儀社の防止対策を聞いた。

「まず基本的にご遺体は消毒された非透過性納体袋に密封収容し、そのまま火葬することを推奨しています。密封収容された状態であれば感染する恐れはないとQ&Aには書かれていますが、実際の現場では念の為、納体袋を複数重ねて使用しています。そしてご遺体の搬送や葬儀、火葬の従事者には手袋着用を必須とし、血液や体液、分泌物、排泄物などの飛散対策としてマスク、フェイスシールドやゴーグル、長袖ガウンの着用をすすめています」(葬儀アドバイザー)


これだけの装備をして遅滞なく進行するのは難しそうだ。また装備自体も、正しく使いこなすにはそれなりに経験や知識が必要そうだ。では遺族はどうだろうか。

「今のところ感染リスクを考えて、お顔を見ずに火葬するというのが多いのですが、厚労省の発表では、ご遺族の希望で最後にご遺体に触れるとなった場合は手袋着用を推奨しています。そして万が一、体液等がかかった場合は、消毒をしなければならないと書かれているのですが、その際の薬品や用量・用法まで細かく指定されていますので、この準備もかなり大変だと思います」(葬儀アドバイザー)

話を聞く限り、遺族は不本意かもしれないが、顔を見ずにそのまま出来る限り早く火葬するというのが遺族だけでなく葬儀社や火葬関係者にとっても、最も感染リスクが低そうだ。


■遺族が心配すべきこととは

実際の現場では新型コロナウイルスで亡くなった方はどうなっているのだろうか。

「地域でそれぞれ対応は異なっていますが、首都圏では感染拡大のリスクを考慮して、逝去後は最短で火葬場の予約をとって、そのまま火葬という手順になっており、逝去後に次に故人様にお会いするのはお骨になってからです。葬儀をしたい場合は、これは地域によってはむしろ一般的なのですが、いわゆる『骨葬』と呼ばれる、お骨の状態で葬儀を行う形式がとられています」(葬儀アドバイザー)


葬儀や火葬従事者のリスクも考慮すると、残念かもしれないが、顔もみずに火葬というのが無難ということだろうか。

「そうですね。そもそも感染リスクを恐れて、依頼自体断る葬儀社も少なくありません。葬儀社もスタッフが感染してしまっては一大事ですから断腸の思いでしょう。ですから、ご家族はそのようなリスクも考慮して、事前に対応可能な葬儀社を探しておくのも悪くないと思います」(葬儀アドバイザー)

ちなみにマスクやフェイスシールド・ゴーグル、防護服などの感染防止策を講じる場合、別途追加費用がかかるので、この点も注意が必要だ。


●専門家プロフィール:心に残る家族葬 葬儀アドバイザー
火葬料も含まれた追加費用のかからない格安な家族葬を税込み14万3000円から全国で執り行っている。24時間365日受け付けており、寺院の手配や葬儀後の各種手続きなどのアフタフォローにも対応。

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教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)

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