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映画の目利き! 配給会社社長が選ぶ「絶対に観てほしい絶景&名シーン」 (1)

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執筆:Avanti Press

新型コロナウイルス肺炎流行の影響を受けて劇場公開の延期が続く中、独立系配給会社が「Help! The 映画配給会社プロジェクト」を発足。自社配給作品を見放題で提供する有料プログラム「配給会社別 見放題配信パック」を開始しました。こだわりの名作を配給してきた個性派各社だけに、そのラインナップは目移りするほど魅力的です。

そこで今回は、映画の目利きである各社の社長に、配信パックに含まれる自社配給作品から「絶対に観てほしい絶景&名シーン」を選んでいただきました。前編は「クレストインターナショナル」「ザジフィルムズ」「セテラ・インターナショナル」の3社です!

『イタリアは呼んでいる』自然とゴージャスなホテル&食を満喫

トップバッターは1990年創立の「クレストインターナショナル」。ルキノ・ヴィスコンティ監督『山猫』やオリヴィエ・アサイヤス監督『夏時間の庭』など、多くのヨーロッパ作品に加え、韓国の鬼才キム・ギドクや近年のホン・サンス監督作品を配給してきました。

「作品との出会いはいつも何かのご縁に導かれ、一作一作わが子のように大事にして配給を続けてきています」と語る代表・渡辺恵美子さん。今回で選んでいただいた作品は、マイケル・ウィンターボトム監督のロードムービー『イタリアは呼んでいる』です。

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『イタリアは呼んでいる』(C)Trip Films Ltd 2014

主人公は、イタリアの美食と景勝地を取材する旅を依頼されたイギリスの中年俳優とコメディアンの2人組。いまやドイツ車であるミニクーパーのハンドルを握り、イタリアを北から南までドライブし、高級ホテルや星付きレストランをめぐっていきます。

「グレタ・ガルボが宿泊したスイートルームから、トスカーナの葡萄畑、ボートでしか行けないシーフードレストラン、ポンペイの遺跡、アマルフィの景色など、5泊6日の旅は見どころ満載です。そのうえ、ショービジネス界にいる2人ゆえ、道中は映画俳優の物まね合戦。マーロン・ブランド、ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、マイケル・ケインなどなど、よく特徴をつかんでいて、映画ファンなら大笑いです」

『5時から7時までのクレオ』パリの街の空気を存分に感じる風景

1989年に映画の輸入会社として設立されたザジフィルムズは、92年にアメリカ映画『アフター・ダーク』で劇場配給を開始。98年には渋谷系ブームの中でリバイバル公開したジャン=リュック・ゴダール監督の『女は女である』が大ヒットしました。

以降、ゴダール、アニエス・ヴァルダ監督『落穂拾い』、ジャック・ドゥミ監督『ローラ』などヌーヴェルヴァーグの巨匠から、『こわれゆく女』のジョン・カサヴェテス監督などの特集上映、そして『あの頃、君を追いかけた』のギデンズ・コー監督や『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のナタウット・プーンピリヤ監督などアジアの才能ある監督を発掘するなど、幅広い才能と作品を日本に紹介してきました。

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